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単発アルバイト② 飲食店ホールスタッフ

こんにちは。高校5年生です。

昨日、飲食店のホールスタッフのアルバイトに入りました。567回目の記事『アルバイト、再開します。【23卒・文系】』でお話しした単発アルバイトが探せるアプリを使って見つけたアルバイト先です。私は飲食のアルバイトの経験はありますが、飲食店の中でも特殊なタイプだったので、今回入ってみてずいぶん違うんだなと勉強になりました。
今回は、その体験を書いていきます。

受け入れていただいたのは、大型商業施設内にある飲食店です。メニューは定食やご膳、丼が多く、家庭的な料理を売りにしているのが特徴です。フードコートではなく、施設の一画に店舗を置いている形ですね。

私が任されたホールスタッフのお仕事は、受付の管理、テーブルセット、お客様のご案内、お冷の提供、オーダー、お料理出し、バッシングなどです。ピークタイムが過ぎると仕込みもお手伝いしました。

まず、良かった点からお話しします。良かった点は、私と同じ単発アルバイトで来ている方がもう1人いらっしゃったことです。同年代の女性で、今回が初めてだと言っていたので教え合ったり、サポートし合ったりできたのがとても心強かったです。
また、店内がそれほど広くなかったのもありがたかったですね。久しぶりの立ち仕事で疲れはしましたが、歩く距離が短いお陰で、以前アルバイトしていたときのように「膝が曲がらない……」とか「1度座ったらもう立ち上がれない……」となりませんでした。
あとはレジを任されなかったことです。いきなり来た人にお金の管理は任せない方が良いと思いますが、アルバイトによっては単発でもレジ打ちが業務に入っていることがあります。私はレジ打ちの経験がないので、やることになっていたらかなり焦っていたでしょう。
そして、お客様に「おいしかった。ありがとう」と言っていただいたことです。私が作ったわけではありませんが、「こんな風に言ってくださる方もいるんだな」としみじみしました。

次に、反省を込めて難しかった点です。難しかった点は2つあります。1つはオーダーです。以前のアルバイトではオーダーがとても分かりやすかったので、複雑なオーダーに苦戦しました。例えば「選べるごはんセット」だと2種類ごはんが選べます。2人で来店され、2人とも同じセットを頼み、ごはんやセットドリンクの種類がバラバラであったりすると、きちんと管理しなければ分からなくなってしまいます。
私は幸い、ごはんの種類を間違えることはなかったのですが、似た名前のメニューが多いこと、メニュー名が長いことから、お客様の喋りに合わせて手書きでメモを取るのが大変でした。お客様はこちらの事情などお構いなしでどんどん注文するので、1個目のメニューを省略して書き終えた頃には3、4個言い終わっているということもありました。メモを取りながら口で言い、どんどん注文される品を覚えておくスキルは、簡単に身につきませんね。

また、「これと~、これと~」とメニューを指差して注文されるお客様。指を差していただけるのは分かりやすくてありがたいのですが、ずっとメニュー名のところに指を置いているので、「これと~」と言っている間、何を指差しているのか分かりませんでした。やっと指を離したと思ったら次のページにいこうとするので、「ちょちょちょまだ見てない!!」となりました。
「指どけてください」と喉まで出かかったのですが、「どけてください」はさすがに言えませんでした。この場合、何とお伝えするのが正しかったのでしょうか。「お客様、指でメニューが隠れております。拝見してもよろしいでしょうか」ですかね。咄嗟には出ないかもしれません。

もう1つはお客様対応ですね。これは何年アルバイトをやっても慣れないと思います。私が気が長すぎるのでしょうか、アルバイトを始めてから「世の中には気が短い人がこんなにいるんだ」と気づきました。
お昼で1番のピークタイムは店外の受付札に名前を書いて待ってもらいます。一目で店内が満席だと分かる状態で、他にも待っているお客様がいるのに「早く通せ!」と怒るお客様。店内に入った後も終始ムスッとしていらっしゃいました。
また、お料理を運んでいたら注文を頼まれ、終わった瞬間にキッチンさんから指示が飛ぶも、注文待ちのお客様が何人か手を挙げている……という状況は、本当に猫の手も借りたかったです。お客様を優先すべきなのでしょうが、雇われている人を差し置くこともできず、板挟みになりました。

また、定食を持っていくと、「ごはんの量が多い。この半分、いや半分じゃ少ないから3分の1で」と言われ、同じテーブルのお客様が「私も」「私も」と手を挙げるときもありました。メニューには事前にごはんの量が選べると書いてあるので、先に言って欲しかったな……と思いました。ごはんをさげ、出す予定だった別の方の定食もさげて、キッチンの方に謝ってごはんの量を減らしてもらいました。注文が通った後に、「さっきの、違うメニューに変えて」「やっぱりごはん減らして」とオーダーされるお客様、結構いらっしゃるんだなと驚きました。

反省を踏まえ、自分が客としてお店に行くときはゆっくり分かりやすく注文を言おう、先に出して欲しい品があれば注文のときに伝えよう、ピークタイムを避けて来店しよう、店員さんが動きやすいように協力しようと決めました。

色々と書きましたが、振り返ると良いアルバイトでした。また機会があれば入りたいです。新しいことに挑戦するって最高ですね!

以上、「単発アルバイト② 飲食店ホールスタッフ」でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

また次の投稿でお会いしましょう!