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チェロ漬けのGW前半

ちょっと奮発してソニーの高性能のヘッドフォンを購入しました(でも型落ちの中古品にしたから節約しているとも😅)。
「ノイズキャンセリング」対応ヘッドフォンは人生初体験なのですが、、すごい機能ですねぇ。さらに専用アプリで耳の形状(写真を撮る)や気圧に応じて音質を最適化してくれるそうで(実際にどのくらい効果があるのかはわからないけど・・)、なんだかすごい時代になりましたねぇ。

この土日はチェロ漬けでした。
土曜は大慌てで譜読みを済ませてから夜間にBオケの弦セクション練習、日曜午前はNオケの合奏練習→移動して午後~夜間にサマコンのカルテット練習(ハイドンチーム)、、いや〜疲れました。

Bオケは若かりし頃に所属していた団体ですが、現在ではスケジュールの都合がついた時だけ賛助出演でお世話になる関係です。弦練は読響の現役ヴィオラ奏者のT先生にご指導いただきました(ブラームスのハイドンバリエーション、シューマン「ライン」)。
T先生のご指導は学びがとても多く、オケプロ奏者の視点から様々なご提案(お手本)を示して頂きました。スコアをチラリと眺めただけでヴィオラで全パート実演してくれますし(これだけですごい)、さらに要点(どんな音が欲しいのか、そのためにはどのようなアプローチが必要になるのか、、)を論理的に明確に伝えてくれますので、本当に「Value」の高いレッスンを頂戴したと思います(所属している弦楽合奏でも一度ご指導お願いしたいです・・)。

日曜のNオケはメインのブラ4中心の練習でした。演奏会は9月なのでまだラフスケッチの段階ですが、テンポ感や方向性はある程度イメージできました。

このオケのチェロパートに「すごい人」がいるんですよね・・色々な意味で(笑)。ご年配の男性で(70歳くらい?)、チェロを初めて5年目になったと仰ってましたが、驚異的な速度で上達していて、冗談抜きに天才かもしれません(笑)
それにこのオケで最初にお会いした頃(チェロ初めて2年目くらい)から、チェロを芯のある音で”鳴らし切る”ことが出来ていました。なんと楽器は3万円の激安チェロ(しかも折れた駒を木工用ボンドでくっつけて使っていた)だと聞いて、さらに仰天しました(さすがに駒はその後交換してました)。
たとえ10-20年弾いていてもチェロを鳴らし切れてない人って決して少なくないと感じているのですが、この方は初心者のうちからチェロの発音の”ツボ”を心得ていて、、驚くばかりです。。
そして、このオケに出演してお会いする度にメキメキ上達されていて(「メチャクチャうまくなりましたね!」って毎回言ってしまう)、今ではほとんどのアマオケで十分に通用するレベルだと思います、、自分もじきに追い越されるかもしれません(笑)
といいつつ、演奏もかなり個性的で、、気に入った箇所は譜面に「p」と書いてあっても朗々とフォルテで弾いたり、勝手にボウイングを変えたり、浪花節的なルバートを入れたりと、あちこちで「ブチかまして」くれるので(笑)、部外者として見る分には破天荒で面白いのですが、オケの皆さんはどう思っているのか、、、
流石に周囲への影響が大きい箇所は放っておけませんので、日曜の練習では「ちょっと若々し過ぎますかね(笑)」「つい感情がほとばしり過ぎちゃいましたね(笑)」、と言葉を選んで😅注意しちゃいました。
それでも「チェロを弾く喜びオーラ」がガンガン溢れていて、まあ、、こういう方なんだなと・・つい微笑ましく感じてしまうというか、憎めないお人柄なのです。。
最近弦を替えたそうで、「チェロ弦、ラーセンマグナコア(セット価格5万円オーバー)にしたんですよ!でも楽器店の人から ”本来このグレードのチェロ(3万円)に張る弦じゃないんですけどね” って言われちゃいました!」 と仰ってました。。面白すぎる。。

オケで笑わせてもらった後、車を走らせハイドンカルテット練習に参加。
ヴィオラさんが初回練習の録音を基に事前に課題を整理してくれていたので大変助かりました。午後7時半までタップリ練習した後、最後に全楽章通しで録音しました。
配置も変えてみました。これまでいわゆるアメリカ式配置(左から1st Vn, 2nd Vn, Va, Vc)でしたが、ドイツ式配置(左から1st Vn, 2nd Vn, Vc, Va)と対向配置(左から1st Vn, Vc, Va, 2nd Vn)を試して、最終的にドイツ式を採用することにしました。理由はなんとなく全員これがいいかも?という気持ちになったことと、チェロでは両サイドを中声部に囲まれる安心感?サウンドがより良い感じに混じり合う感覚はありました。
帰宅後にさっそく録音を確認、、弾き方のニュアンスや強弱が揃ってきて、パート間の意思疎通も前進したね、、と進歩を確認できました(1楽章だけアップします🙇)。
まだ音程が甘かったり指が転んでいる部分がチラホラあるので、個人練習も合わせて完成度を上げていきたいです。

次回5/4の弦楽合奏は先生が今期初めて練習をみてくださるのですが、夜間に追加で有志アンサンブルの指導もしていただけることになったので、ハイドンとモーツァルト、両方のカルテットを見ていただく予定です。

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