見出し画像

公務員にインタビュー【裁判所事務官①】~迅速適正処理、書記官を目指して~

福岡県宗像市で「公務員専門塾 HOME」を
運営しております。
公務員になってほしい、
公務員を少し理解してほしい、
公務員に優しい目を持ってほしい、
そんな思いで活動しております。

インタビュー第23弾です。
初めて”裁判所事務官”の方に
インタビューさせいただきました。
かなり貴重なインタビューになると思います。
私自身も仕事の理解が深まりしました。


基本情報

・入庁2年目
・司法行政部門 事務局 会計課
・年収(入庁4月~12月まで)220万円

仕事内容

裁判官を含む裁判所職員の出張旅費等の
計算及び支払い、
裁判にかかる費用全般の支払い、
裁判所職員への給与支払い、保管金業務 等

なぜ、裁判所事務官になったのか?

両親ともに地方公務員であり、
幼い頃から公務員の魅力は
十分理解していたが、
公務員とは違う道を歩みたいと思い、
大学受験をした。しかし、結果不合格になり、
自分の運命は公務員だと感じ、
専門学校進学を決めた。
数多くの試験で合格をもらったが、
入所後も目標を持って
成長していける裁判所事務官になりたいと思い、
入庁を決めた。

仕事のやりがいはあるか?

今の業務は、裁判に直接関わることはないが、
裁判所では常に迅速適正処理が求められるため、
自身の業務が、
裁判の円滑化に繋がったと感じた時、
とてもやりがいを感じる。

辛かったことはあるか?

仕事はとてもやりがいがあり、充実しているが、
他部署に配属された仲の良い同期が、
業務量に耐えれず、退職したことが、
とても辛かった。

事務官と書記官

裁判所事務官”一般職”で採用されると、
事務官として業務が始まる。
事務局に配属された場合は、
自身の担当事務を持つことになる。
事件部に配属された場合は
書記官事務の補助が主な仕事になる。
書記官になると、
自身の担当事件を持つことになり、
その裁判の手続き等を主体となって行っていく。

書記官になるためには?

昇格試験に合格し、総合研修所で、
1年間”書記官養成課程”を
受講すれば書記官としての業務を
行うことができる。
多くの人が、
昇格試験を受験して書記官になっていくが、
事務官のまま”事務方のプロ”と
して歩んでいる方もいる。
担当事件を持ち、裁判官と共に裁判を進めていく
”書記官”になることが今後の目標。

裁判所事務官になっている人の特徴はあるか?

とにかく、落ち着きのある人が多い。
仕事上、
冷静に対応しなければならないことが多いので、
慌てず対応することが望まれる。

インタビューを終えて

とても悩み苦しんだ上で、掴んだ公務員人生。
世間からの認知度は低い仕事だが、
ありのままの自分を受けてくれる
職場だ話していた。
また、働きながら法律について学べるため、
それに興味のある方には
とても魅力的な仕事だと思う。
とても貴重な機会をもらい、感謝しかない。

最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

公務員専門塾 HOME



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?