コストをかけずに集客力を高めるには 7:お客様から教わった3つのこと編
私はコンテンツプランナーとして、企業・事業主の方の情報発信全般に関するご相談に対応しています。お客様は、主に従業員数20名までの中小企業経営者・広報担当者の方や個人事業主の方が中心です。
私がお客様から教わったことがあります。
「スピード感・お礼・期待を超える行動量の3つは、人の心をつかむのに役立ち、集客力も高まる」ということです。
スピード感のある対応
住宅の外構工事を行う事業主様から「ウェブサイトの集客力を高めたい」とご相談がありました。ただ、事業主様も現場作業に出ているので、当方がお送りしたレポートは仕事の後で読む、とのことでした。
私はウェブサイトを診断し、改善すべき点をまとめたレポートをお送りました。それは朝8時30分ごろのことでした。
その日の夕方、17時過ぎに
「レポートをありがとうございます。早速ウェブサイトに反映させました」
とのご連絡があり、驚きました。
おそらく、工事のお仕事から戻られてすぐに、レポートを確認してウェブサイトに反映する作業をしなければならなかったでしょう。熱心に取り組まれている様子がすばらしく、また私としてもうれしく感じ、さらに少し多めのアドバイスをしました。
実は同じような経験が、もう一度ありました。その方は学習塾経営者で、私がレポートをお送りした2時間後には、すべての点をウェブサイトに反映されているというスピード感がありました。
スピード感をもって対応すれば、それだけお客様の心を動かすチャンスも増えます。また、熱心に取り組まれていることで、私のような立場の者も嬉しく思いますから、さらなる協力をしたくなるでしょう。
1か月後にいただいたお礼
ある時、カウンセラーの方からウェブサイト改善のご相談を受けました。
この方のウェブサイトは、1つだけ特に改善すべき要素があったのですが、それ以外の部分は後回しにしてもよいレベルの些細な内容でした。
ともかく、その1点を改善した上で、ほかの部分をゆっくり進めていってくださいとアドバイスしました。スポットコンサルティングとして対応したので、その後のご連絡はいったん途絶えていました。
1か月ほどたったころ、その方からお礼のご連絡をいただきました。
ウェブサイトを改善したところ「お問い合わせ数が明らかに増えました」という旨と、丁寧なお礼の言葉がつづられていました。
スポットコンサルティングの場合、その場ではお礼を言われることがほとんどですが、その後の経過をご報告いただくことは、少ないです。私自身も、そこまで期待しておりません。
だからこそ、お礼を言うためだけにご連絡くださったことが、とてもうれしかったです。そして、応援したい気持ちになりました。
期待を超える行動量
顧問契約でご相談に対応していた、企業内の広報担当者様のお話です。その方はともかく行動量が多く、私が提案・助言した内容はどんどん吸収して繁栄していきます。また、ご自身でもセミナーを受講したり、本を読んだりとかなり勉強されています。
ある時、プレスリリース制作のご相談に対応しました。いつもの通り、すべてを私に丸投げするのではなく、ご自身でもある程度、執筆したものを「こういう方向性で大丈夫でしょうか?」とご相談くださったのです。
プレスリリースはコンパクトにまとめることも重要です。ただ、このときご相談いただいたものは、内容を考えるとA4用紙1枚に収めることが難しいものでした。
そこで、2枚になってもいいのである程度の情報を盛り込もうという方針に切り替えました。するとその方は「せっかく情報を掲載するスペースが増えるのだから、見やすいレイアウトを工夫して、画像データも取り入れて……」と練り上げたものをお送りくださいました。
何通もプレスリリースを作成し、助言もしてきた私ですが、思わず「うわぁすごい! すごいものができた」と声を出してしまうほどのものでした。
人の心をつかんで「この人から買いたい」と思われる存在になろう
ここまで紹介した「スピード感・お礼・期待を超える行動量」は、誰でも今日から実践できます。実践することで「この人は信頼できるな。この人に頼みたいな」と思われるチャンスが増えていきます。
もちろん、人間には休憩も必要ですし、ほかの人と歩調を合わせることのほうが重要な場面もあるでしょう。でも、スピード感を持って行動できる場面ではそのように振る舞うこと、期待される行動以外にも気が付いたことがあれば実行に移すことを積み重ねていけば、今より良い未来につながるでしょう。
河野陽炎へのご相談
私はコンテンツプランナーとして以下のポジショニングを意識しています。
ご相談は公式サイトから https://www.kagerou-prod.com/
サービス内容のページも設けました
自然に生徒が集まる教室に変える教室づくり
生徒が集まるダンス教室・バレエ教室づくり
「売らない本」で構築するお客様との信頼関係
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