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偶然見つけたQ&Aから学んだこと 【プロ資格マニアと勉強】

ずっと昔、偶然に目にした相談と回答。

簡単に流れを追うと次のような感じ。新郎(関東)、新婦(九州、乳児と一緒)、友人(九州)の関係がこじれてしまったという話。

1.新婦友人のAさんが、結婚式のペーパーアイテムづくりを手伝ってくれていた
2.ある日Aさんが激怒し、新婦に「これ以上手伝わない」と告げた
3.2.の理由を聞くと「新郎がAさんの作ったアイテムを気に入らず『僕ならもっとうまくやる』と言わんばかりのメールを送り付けた」ことが分かった
4.3.の事態に至るまで、Aさんと新婦から進捗状況をメールで報告しても新郎からの意思表示はなかったのに、完成が近づいた時期になって「気に入らない」と告げた形であることが分かった

私が初めてこの相談を読んだときは、こう感じた。

私がペーパーアイテムを作る立場だったとして、新郎がそこまで気に入らないものを、無理に使ってもらうことは、私だったらしないかな。哀しいけど自分の作品は引っ込めるかわり、それ以上手伝わない。

2度目にこの相談を読んだときは、次のように感じた。

これがもし仕事だったとしたら、私の書いた原稿やイラストなどの作品が8割も仕上がってから「気に入らない」と言われたら、「これまで、こちらからは進捗報告をしていたのに、何も言わなかったそちらにも責任があるだろう」と告げるだろう。

実際、良心的な業者であれば、ここまでの大幅なやり直しには追加料金を払ってくれたりすることも多い。

さらに、年単位の時間がたって、私自身が仕事でのトラブルに巻き込まれた後に、この相談を思い出したときは、次のように思った。

もし私が、友人の立場だったら、何の連絡もしてこない新郎に不安を覚えて「これ以上は新郎の同意が得られないとアイテムを作れない。短いメールでもいいから、新郎本人から『同意している』という確認が欲しい」と交渉するだろう

上記の相談は、結婚式というプライベートの話がベースになってはいるものの、フリーランスとして、個人事業主として、仕事を進める上で「こういうときに誤解が生じやすいんだな」「こういう方法を選んだら、スムーズに進むかな」と参考になる部分が多い。学ぶチャンスというのは、いろいろなところにあるんだと思う。

河野陽炎の本とコンサルティング

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