人はこの世でさまざまな修行を積んでいる。同じパターンの出来事が繰り返しやってくるときは、これまで積み重ねたカルマを解消できるかどうかが、試されているのだ。

……という話を聞いたことがある。私は宗教やスピリチュアルの専門家ではないので、間違っているかもしれないが。

私にも「また同じようなことになった……」という出来事がある。

たとえば、予備校や資格スクール、部活など「自分を向上させるべき場」を選ぶとき。自分なりに「良い環境のところを選ぼう」と考えるのだが、なぜか「その年に限って私の所属するクラスの成績だけが、他のクラスに比べてよくない」「私が所属したクラスだけが、なぜか欠席者が続出したり、だらけたりする傾向が強まる」といったことがあった。

思い返せば、小学校や中学校で、強制的にクラス割りをされるときでも、似たようなことが起こっていた。

おそらく「環境を変えれば、自分も自動的に変われるだろう」という甘えを直しなさいと、天から言われているように、今は思う。

「良い環境を選ぶ」ことは間違っていない。良い環境には、意欲の高い人が集まってきやすいだろう。勉強やスポーツで「切磋琢磨できる仲間がいる方が、自分の成果も高まる」ということは「ピア効果」と呼ばれていて、科学的にも証明されているので、できるなら良い環境に身を置いたほうがいい。

しかし「環境が自分を、自動的に変えてくれるわけじゃない」。そして「環境がどう変化したとしても、自分を見失わずにやっていける」ことも大事だろう。

私が尊敬するリズ・マレーさんも「人生は環境では決まりません」とおっしゃっているし。

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