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家事をおぼえたほうがいい理由

私は家事が嫌いではないし、特に料理を作るのはストレス解消にもなっている。

あくまでも私の考えだが、男女とか年齢に関係なく、家事はできるだけ自分でできるようになっておいた方がいいと思う。自分でできるが、時間がないから機械にお任せするというのは、もちろんアリだ。

理由1 災害時に生き延びるため【重要】

災害などで電気やガスが止まったとき、自分でなんとか火をおこしたり、食べ物を集めて何か作ったりできなければいけない。洗濯をしたり、あるもので寝床を整えたりする必要もある。

そのような場合に、家事ができること、手順が分かっていることは大きな武器になる。支援物資が届くまで、なんとか生き延びるための訓練として家事は役立つ。

たとえ相手が子どもでも、「あなたは勉強するのが仕事よ」と言って、あまりにも家事を教えないのは、リスクが高いだろう。

理由2 病気になった場合に生き延びるため【重要】

たとえば、子どものときは食べられたものに、ある程度大きくなってからアレルギーが出た場合、自分でなんとかしなければならない。私は、生の玉ネギをを食べると胃痙攣をおこすようになったり、40歳になってから乳糖不耐症らしい症状が出たりした。大人になれば、いろいろな病気にかかる機会が増えるので、食事の内容を自分で調整できるようにしたほうがいい。

理由3 人を思いやる機会を増やすため

家事をしている人が、どのくらいの労力を使っているかを知れば、感謝の気持ちを持つことができる。

人の意見を聞きながら料理を作ったり、居心地のいい部屋に整えたりすることは、「誰かの顔を思い浮かべながら」行うことになるので、人を思いやる機会が増える。

「家事を手伝ってくれない」「家事が完璧でなく散らかっている」など、文句を言い合う関係性もあるようだが、私は「誰かの顔を思い浮かべて家事ができる」ってことだけで、十分幸せだ。

理由4 家や家具、家電を長持ちさせて余計な出費を防ぐため

メンテナンスを行わなければ、寿命が縮む。これは人間も、家や家具、家電も同じ。適切に使用し、メンテナンスを行うことで長く使える状態を保てる。

理由5 周囲の人との関係を保つため

ゴミ屋敷問題で周囲の人に迷惑をかけたり、洗濯していない服で人に不快な思いをさせないために、掃除や洗濯の仕方をおぼえるほうがよい。

また、普段はきちんとしている人が、急にだらしなくなった場合、周辺の人が何か気づいてくれるかもしれない。


「やり方を分かった上で、手を抜く」ならばよい

家事はおぼえたほうがいいが、完璧にできなくてもよい。むしろ、機械に任せてよいところは任せて、うまく手を抜くのもいい方法だと私は思っている。ただ「やり方を分かった上で、手を抜く」のと、「できないから、やらない」のでは、災害時や病気にかかったときのしんどさが違ってくることに、気をつけたほうがいいだろう。

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