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ツムラさんの漢方29番「コンコンとしたからぜきの方にしわがれ声、気管支炎」というキャッチフレーズの麦門冬湯 ばくもんどうとう をご紹介します。

麦門冬湯はよく
咳止めとして使用される
ようですが、

実は
「咳を止める生薬は配合されていません」
それではどうして咳止めに使われるのでしょうか?
解説していきます

麦門冬 ばくもんどう
肺胃を潤し、冷却力を増やす

人参 にんじん
体を元気にして、潤いを作る

硬米 こうべい
大棗 たいそう
甘草 かんぞう

お腹を整えることで体の綺麗な水を肺に持ち上げる

半夏 はんげ
余分な水分を除去したり痰を取る働きがある
麦門冬の副作用でびちょびちょになるのを防ぐ

この漢方薬は喉や気管支が
乾燥した結果起こる咳には
効くと思います

あとは、実は胃が乾燥した
結果起こる口臭などにも
使われます

注意点は
咳止めが配合されていないので、
急性の咳には効果がないことです

また、痰が多い方はこの漢方薬を服用
することで悪化する可能性があります

咳は中医学では咳嗽がいそうと呼び、
治療方法も原因に合わせて様々です

咳=麦門冬湯のような
安易な出し方はやめた方が
よいと思います

いかがでしたでしょうか?

漢方薬を知るには名前だけではなく、
中身を知ることが大切です。

私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

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