手首が痛む/バブル最高値の更新間近:あの頃と今/コンビニとガソリンスタンドと社内抗争(?)/「2.5次元の誘惑」の大きな仕掛け

2月17日(土)晴れ

昨夜は10時半ごろうたた寝してしまって1時半に目が覚めたら、どうも捻ったらしく左手首が痛い。寝たら大丈夫かと思ってちゃんと就寝し、4時15分ごろ起きたのだがまだ痛い。入浴したら楽になるかと思って入ったのだが、少し和らいだもののまだ痛い。日曜から月曜にかけて車で東京に行こうかと思っていたのだが、これだとどうなるか。試しに隣町のセブンイレブン併設のENEOSのスタンドまで車を走らせて給油し、デイリーで塩バターパンを買って帰ったのだが、負担のかからないようにやろうとしても少しかかってしまう。というか、こうやってパソコンを打っていること自体で結構負担はかかるのだが、まあなんとかしようと思う。


日経平均が一時バブル期最高値まであとわずかと迫っていて、それについていろいろと感慨なのか思惑なのかというコメントが出ているけれども、バブル後の失われた30年というのはやはり日本と日本経済にとってのトラウマなので、それを乗り越えることは大事なことだと思う。ということはどこかにも書いた気がするのだが、まずは乗り越えて前に進みたい感じである。

今回の株高は色々な条件があると思うが、一つはAI関連株の急伸だという指摘があり、言われてみて「AI関連株」とされる銘柄をいくつか調べてみたがどれも高騰していてなるほどその指摘は正しいなと思った。私は自分が使っているという理由でかなり前から「さくらインターネット」の株を持っていたのだが、今回は売り時かと思い手放したけれどももう少し伸びていた。政府の事業に採用されたという去年の出来事だけが材料だと思っていたのでそう判断したのだけど、AI関連株全体が伸びていることを考えると実力よりももう少しは上がるだろうなと考えられるわけで、ちょっと売るのは早かったかなという気もして来た。

ただより値上がりした状態で買い直すのもアレなのでもう少しいろいろ調べて、AI関連株を扱う投資信託というのがあったのでそれを試しに小額だけ購入してみることにした。

もう一つ、日本株全体が伸びているのは、投資場所としての中国経済に黄信号が灯ったということがあるのだと思う。政府によるコントロールが強いことへの懸念は当然あったところが上海も香港も振るわなくなってきたから資金が逃げ出しているということなのだろう。その代替地として同じアジアの東京市場に資金が供給されているという面があるのだと思う。

今回の株高を支えているマネーは欧米由来のものだが、前回のバブルの時はジャパンマネーであったわけで、その発端はプラザ合意だった。意図的な円高によって米国債に投資していた資金に為替差損が生じ、為替リスクのない国内の不動産や株式に投資されるようになったため、正当な評価額以上に株式が高騰し、バブル状態になったわけである。その時の最高値が38915円(「砂漠へ行こう」という語呂合わせで覚える)
で、昨日2024年2月16日にはそこまであと50円というところまで来たのだという。

欧米の株価が当時より数十倍になっているのに比べ、日本の株価は30年前の壁を破れないでいるわけで、まあそんなこと自体がおかしいわけだからまずは史上最高値にしてからその先の展望を見たいと考えている人は多いだろう。そういうこともあって4万円にはいくと思うのだが、そこからは実力次第ということになるかなとは思う。


なんというか実体経済に関心が向いているのでもう一つ経済ネタを書く。

今朝読んだダイヤモンドの記事が面白かった。KDDIと三菱商事がローソンをTOBするという話が進んでいるが、エネオスが最初は加わっていたのに抜けたことを批判している記事である。

私がよく行くENEOSのスタンドはセブンイレブン併設なのだが、エネオスの元になる会社の中では、旧ESSOがコンビニ併設を進め、旧新日鉱がampmを買収していたのだという。ENEOS主流の旧新日本石油派はそれに反発しローソン買収から撤退するという失策を犯したというのが記事の見立てである。

私は基本的に全てのガソリンスタンドはコンビニ併設になるべきと思っていたので、この記事は大いに頷いた。私はガソリン車は基本無くならないと思っている派なのだが、石油元売りが起こり得るさまざまな事態に対応した策を立てていくのは当然だろうとは思う。

ただ疑問を感じたのは、ローソンの親会社は三菱商事で、エネオスも三菱グループとされているから、そんなに抵抗はないのではと思ったことがある。調べてみるとENEOSホールディングスの最大の株主は日本マスタートラスト信託銀行株式会社で、その株は三菱UFJ信託銀行、日本生命が持っている。という意味でも三菱系の影響力が強いというのはあると思うのだが。

今回はおそらくは会社の「今後何を目指すのか」をめぐる内部の足の引っ張り合いにあるのだと思う。

旧財閥のグループ関係は戦後の財閥解体で戦後一度解消されたことになっていたが、最近は結構また影響力が上がってきている感じはする。ただ三井住友のようにかつての財閥間の競争よりも財閥同士のトラスト化が進んでいる感じはある。

逆にそれ故の社内抗争の激しさなどもあるだろうし、そいういうのがJTC(日本の伝統企業)の足を引っ張ってるんじゃないかという気もしなくはない。エネオスの今回のわかりにくい撤退も、そうした内部事情の産物なのかもしれない。


マンガやアニメについても触れたいことが多く、昨日書いた「ヒトナー」に関しては結構たくさんのコメントが出てきていてその辺も気になるし、まだ「葬送のフリーレン」の昨夜の録画も見てないので、そちらも気になる。また「セクシー田中さん」をめぐる言説も色々なところで出てきていて、それらもまとめて読んでみたい感じはある。先に書いたように、日本経済や企業についてもいろいろ調べたいことが多いのだけど。

ただ今朝は、「2.5次元の誘惑(リリサ)」について少し。今日更新の第156話「在りし日の次元(ゆめ)」。これもネタバレです。

まゆらが復活し、四天王勢揃いの初の合わせが実現するという全コスプレファン待望のイベントが(フィクションだが)進行しつつある夏コミにおいて、数々の熱い出来事が起こっていき、そしてラストシーン近く「リリエル」ん天使空挺隊が登場する。ミカエラ、リリエル、バキエル、ノキエル、アリエル、そして初登場のまり姉のマリエル。しかしよくみると驚愕の事実が。

というところなのだけど、これはコアなファンが多いこの作品でも上位コメントにはきていないくらいの気付かれにくい事実なので、Twitterには書いたけれどもブログには今日は書かないことにしておく。それにしてもこういう形で伏線を張り回収していく作者さんの手際はまさに神業であり、これに気付かなくても十分すごいのだけど、これに気づいた時には思わず声が出た。

これからの展開はさらに楽しみなのだけど、今日でいえば四天王を囲むカメ子たちの大群をさばくコミケスタッフにまゆら様が「ご迷惑をおかけします」と声をかけたら、スタッフが「いえ、この日を待っていました」と涙ぐむ場面が最高だった。こういうモブに近いキャラの活かし方がすごくいいなといつも思う。

というわけで、ぜひこの作品と、今回を読んだもらいたいということが言いたかったわけです。

というわけで今日はここまでで。

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