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徒然なるままに、ここに向かって 時にショートストーリー 時につぶやいて 香坂 秋 (…

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徒然なるままに、ここに向かって 時にショートストーリー 時につぶやいて 香坂 秋 (こうさか とき)

最近の記事

思い出と共に

祖母のの形見の本べっ甲の耳かき 先端の柔らかな肌触りは これを使ったら、他のものは使えません かれこれ50年愛用 そして、本べっ甲の耳飾り 金製の安全ピン どれも祖母の形見 そして、私も形見の一つ 手仕事が好きなのは祖母譲り 祖母は鉤鼻で彫りが深く、まるで魔法使い そう、魔女です そして私もそれを受け継ぎ、魔女です 鉤鼻ではないですが 2022年はいよいよそのパワー全快に 私も幸せに そして、幸せをばら撒きます

    • 静かに冬に向かって

      今朝の風景 朝陽は雲に隠れ、ぼんやりと 楓はほぼ葉を落として 低木の鮮やかな色彩に息を呑む かさかさと落ち葉を踏みしめて 出会いは一瞬 全てが一期一会 自然も同じ 人々の出会いも同じ そして、今日もただ 今を生きる

      • 時は矢の如し

        時は光のように、矢の如く流れていく フーッと深呼吸して上を見上げると ほとんど葉を落としたポプラの木 でも頑張っています もう少しだけ、ここにいさせてほしい 眩しい銀杏 足元に目を落とすと、葉の絨毯が広がる 完全なる循環 我が身を落とし、次の季節の準備をする Evergreenは冬になってもその緑をたたえ、 私たち生物に呼吸を与えてくれる 幹に手をあて会話をする 生命の音を感じ目を閉じる わたしのココロとカラダを癒してくれる 温かなものを背中に感じ

        • どっちもどっち

           オンナの視線は、わたしを通り過ぎ、あのオトコを見つめていた。話も上の空。 いつもそうなんです。そう。  ある日、いつものようにオンナと話をしていると同僚の声が聞こえてきた。 振り向くと、 「ねえねえ、聞いた? Dさ、結婚するらしいよ、大学時代からの彼女らしい。」  それを聞いた周りの同僚たちから 「おー。」と歓声が上がった。 (おいおい、知ってるよ、わたし) オンナの方に視線を戻すと  オンナの顔が凍りついていた。 必死に動揺を隠そうとしたがなおさら顔がこわばって

        思い出と共に

          非積極的選択

           現在新型コロナウィルス対策ワクチン接種が、世界中で行われている。  個人的には、「免疫力」「自己治癒力」に問題がない、と自分自身感じている。  ただ、自覚なき感染者となりキャリアになって、感染を広げる立場になることは良し、としない。 仕方なく、接種することになる。  ここで妄想がはたらく。

          非積極的選択

          ジョブズも実践していた禅の世界

          自然に取り入れていることもある禅の世界 日本人の美意識だったり、 仏教の中の世界から 切り取りながら 世界の人たちも魅了している物事の考え方

          ジョブズも実践していた禅の世界

          人類は勘違いの中で生きている

          わかっている なんでわからないの? 同じと思ってはいけません

          人類は勘違いの中で生きている

          出待ちのオンナ part.4 short story

          程なく出待ちのオンナはHoneymoonに旅立った。  めでたし、めでたし、のはずだったな。  海を望むbreak areaでコーヒーを飲んで休憩していると、出待ちのオンナがやってきた。 「着いた翌朝。。。。。」 (翌朝?) 「隣で寝てる人のこと、見て思ったの。」 (何を?) 「なんで、私、この人といるんだろう、って。」  (えー、えーー、えーーーっ)  どう答えればいい、  Yes or No (Oh My God!!!)  出待ちのオンナは、「

          出待ちのオンナ part.4 short story

          出待ちのオンナ part.3 short story

           出待ちのオンナ。  二人の男を二股かけていたなんて、驚きだった。 「子鹿のような」という言葉が彼女にはぴったりだった。 強く抱きしめたら、ポキっと折れてしまいそうなほど、華奢な体型だった。  私が男だったら、彼女を守ってあげたいと思うだろう。 だから、本当の男たちもそんなふうに思うのだ。 そして簡単にオンナは狙いを定めた男たちを手中に収めることができたのだ。 そんな彼女なのに。 申し訳ない。 外見で言うと、トイレの出待ちされていた男の方が数段良い。 なのに。

          出待ちのオンナ part.3 short story

          出待ちのオンナ part.2 short story

          数ヶ月後、程なく出待ちのオンナが 「結婚する」の速報を耳にする。 そうか、結婚するのか。 友人に 「どんな人なの」 と、尋ねてみた。 すると、友人は口元に苦笑に見える笑みを浮かべ、口ごもりながら視線は少し上を見つめて、 「うーん、なんていうか、日本人ぽくないと言うか」 「なに、それ」 と、私。 「うーん、表現しにくいんだよね」 と、友人は答えた。 「そうなの」 あれ、私が見ていたあの男とは違うのか!? そしてある朝、会社への直行バス発着所の列に並んでいると

          出待ちのオンナ part.2 short story

          出待ちのオンナ part.1 short story

          出待ちのオンナ。 それは決して楽屋裏でごひいきの出演者を待っているオンナではありません。 そのオンナはオフィスにある男性トイレの横に立つオンナのこと。 そのオンナは御目当ての男を待っているのです。そして、その男が出てくると、まるで偶然のように男に声をかけるのだった。 男女を問わず、トイレから出た直後は極めて無防備だ。 突然声をかけられた男はもう、しどろもどろ。 オンナに促されるまま、男はオンナと一緒に廊下を歩いていくのだった。 おや、仕事は? おーい。

          出待ちのオンナ part.1 short story

          ピクトグラムの向こう側

          2020'(2021)東京オリンピックでも話題となったピクトグラム 1964年、東京オリンピックのとき、言葉ではなく 絵文字で、トイレや競技を表した そうか、絵文字って日本人得意なのね 古くは象形文字、なんてものもあります こちらの本は、単なる単語からストーリーを 表すための解説本 世界中の人がわかる言語として 文字を書けなくても表現できる手段として#読書 #読書 #言葉 #コミュニケーション #世界 #読書 #おすすめ本

          ピクトグラムの向こう側

          いつも背筋を伸ばして/瀬戸内寂聴さん

          訃報を聞いて 激しく、強く、しなやかに 時に息ができなくなるほど 笑わせてくれたあなた あちらに行ったら、だれと語りあうのでしょう #おすすめ本 #読書 #瀬戸内寂聴

          いつも背筋を伸ばして/瀬戸内寂聴さん

          あらゆる宗教の源流 おすすめ本

          あまり前だけど、キリストもユダヤ(旧約聖書)の教えのもと 生きていた あらゆる宗教の源流となる教え この本にはクスッと笑えるジョークもある 流浪の民、ユダヤ人(旧約聖書の元、生きる人々) モノは奪われる、知識は奪われることはない そして、学び続ける xx教と分けるのではなく、地球人として生きる #おすすめの本 #読んでおきたい本 #読書 #本棚

          あらゆる宗教の源流 おすすめ本

          さあ、死に向かって

          死ぬ瞬間 あー、楽しかった と言える人生 彼方(あちら)には何も持っていくことは できないのだから

          さあ、死に向かって