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低層住宅地にガスヒートポンプ設置する場合、配慮いただきたい事項

既に「住宅地にガスヒートポンプ設置する場合、配慮すべき事項」について本サイトにて紹介済ですが、この文書は、実は今回施工担当した北ガスジェネックスの親会社である、北ガス本社に提出した要望書の添付書類です。

住宅地にガスヒートポンプ設置する場合、配慮すべき事項
https://note.com/kousansha/n/n91822708ba70

その後、本件対応経過、メーカー製造物責任法上のリスク対策、市内他地点等での深刻な騒音被害発生状況などを加味、より閑静な低層住宅地において「さらに厳格な設計・施工上の配慮」が必要との結論に達し、内容バージョンアップしました。

本文書については、令和5年11月26日の最終打合せ時にて、
・発注者であるアイグランに対しては新設案件で発注者の立場として設計事務所・施工会社に対する文書提示ならびに竣工時の現場立会い確認等
・元請けである積水ハウスに対しては今回設計を担当した設計事務所への周知
・施工した北ガスジェネックスに対しては工事設計面での配慮、竣工時の現場立ち会い確認、騒音測定等の実施等
・メーカーであるアイシンに対しては今後の出荷案件管理の厳格化の視点(製造物責任法上のリスク対策)での対応強化、をお願いしております。

特に、注意が必要なのは、ガスヒートポンプ工事設計ノウハウない設計会社、工事会社、下請に(詳細指示せず)丸投げするような工事会社による工事設計、施工管理です。
中でも、低層住宅地での室外機の屋上設置のケースについては、最悪の場合、弁護士案件あるいは警察沙汰となりそうな気がしており、非常にリスキーです。


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