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乗り越えなければならない壁

最近休みに入ってなかなかnoteを書けてなかったのですが、どうしても書きたい出来事があったので書きました。

地元の徳島に戻って個サルに参加した話です。

塩谷選手がフットサル場を改修

徳島県出身のプロサッカー選手、現サンフレッチェ広島の塩谷司選手。塩谷選手は徳島県にスクールを持っていて、現役でプレーしながら、サッカースクールを運営していました。

そして今年、FC徳島が練習場所を変えるタイミングでそのフットサル場を買い取り、綺麗な人工芝に張り替えました。

そしてそこで個サルやスクールを運営していました。

自分の中ではじめての徳島での個サル

東京でいくつかの個サルに参加しましたが、高校の時は部活で足りていたためフットサルはしていませんでした。

今回約9ヶ月ぶりに徳島に帰ってきて、Instagramで見ていたその個サルに参加してみようと思い高校の時の部活の友達と共に予約をしました。

そして25日(土)フットサル場へ行くとそこには新しく綺麗な人工芝が敷かれていました。

時間が近づくにつれ多くの人が集まりました。

女性や男性、若い学生や年配の方までさまざまな年齢の方たちが参加されていました。

2時間という短い時間で楽しくボールを蹴ることができました。

帰り際に明後日にも同じ個サルがあることを知り、行くことをすぐに決めました。

2回目の個サル

2回目の個サルにはサッカー部の友達をさらに1人、それに加えて父と弟を連れて参加させていただきました。

また同じように幅広い層の方が参加していて楽しむことが出来ました。

ひとりの女の子との出会い

2回行った個サル両方に来ていた女の子がいました。

中学生ぐらいだと思っていたその子は実は高校1年生でした。

まさか自分の弟と同じ年だと思いませんでした笑

あまり詳しくは話していないのですが、

一人で参加しているその女の子は実は片道1時間半かかる徳島の中でも大きく街から外れた場所からわざわざ2時間の個サルのために来ていました。

その子は徳島ヴォルティスのファンで生粋のサッカー好きの女子高生でした。

サッカーをするためにその距離を往復していることを知り驚きました。

しかも個サルは夜の8時から10時なので帰りはとても遅くなってしまいます。

そこまでしてサッカーがしたく、個サルを楽しみにしている女の子の熱意に圧倒されました。

しかもしっかりボールが蹴れるため、何度も得点を決めていました。

周りの人が女の子だからと言って道を開けてシュートチャンスを作ってあげると普通に決めてしまいます。笑

そのため本人は

「全然取っていいですよ。なんか申し訳ないです。」

と気まずそうに声をかけてくれました。

されでも普通に取ってしまうのはこっちも申し訳ないのでちょっとキーパーを真面目にしてバランスをとりました。

楽しかった個サル

そしてなんだかんだでその女の子も楽しんでくれていたのでよかったです。

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よっぽど楽しかったのか、女の子はInstagramのストーリーで個サルのアカウントをメンションし「来年もよろしくお願いします。」と丁寧に挨拶を載せていました。

さらにフットサル場の写真とともに

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と楽しかった個サルを振り返りながら来年は向けて意欲を見せていました。

悲劇

しかし、そんな女の子を悲劇が襲いました。

普段の日常生活から膝が抜けらような感覚があったらしいのですが、フットサルの時に休憩中座っていて交代のために立ち上がった時に普段とは違う感覚が彼女を襲いました。

そして膝に違和感を感じていた女の子ですが、フットサルの翌日、病院に行ってみるとなんと

半月板損傷。

大怪我をしていました。

簡単に治る怪我ではないため、聞いた時には信じられませんでした。

それでも…

年が明け2022年最初のフットサル。

フットサル場に向かうと女の子の姿が、、、

なんと怪我をしているのにも関わらずフットサルがしたくて我慢できずに来たそうです。

大怪我をしているのにも関わらず。

自分達は30分くらい前に来て1番だったと思いきや、その女の子はもうすでにグラウンドでランニングをしてアップをしていたのです。

そして怪我をしているのを他の人が気づかないくらい走り回って楽しそうにボールを追いかけていました。

そんな女の子の熱意に驚きました💦

神様の悪さ

こんなにサッカーが好きで、やりたくて、わざわざ時間をかけて来たりして頑張っている子がこのような思いをしなければならないのか不思議でたまりませんでした。

本人は切り替えれたと言っていますが、そんな簡単に切り替えることはできないと思います。

今年のフットサルを楽しんで終えることができ、来年からもまた頑張っていこうとしている時に神様はなんていうことをしてくれているんでしょうか。

こういう頑張ってる子ではなくダラダラ嫌々している人の方が悪事が起こるべきだと思います。

自分の手術の経験

自分も高校1年生の冬に膝に怪我をして、右膝を手術しました。

サッカーをこれから頑張って行こうとしていた1年生の大事な時期にしてしまった怪我でした。

長い間サッカーができずにフラストレーションばかりがたまる日々でした。

再びサッカーを全力でできるようになったのは手術から半年後のことで、ずっと長いリハビリやトレーニングをしていました。

自分では動けると思っているのに動けなかったり、動かしたいのに動かせてもらえなかったり。

イライラが募ることもありました。

しかし、再びサッカーをすることができた時の感動は一生忘れることがないくらい大きいものでした。

その女の子にも同じ感動を味わってもらいたいと思います。

それは今だけの感動ではなく、大人になってからでもこの怪我を乗り越えたことが自分の自信になって、辛い時の自分を支えてくれると思います。

回を重ねるたび上手くなっている女の子の今後の成長が楽しみなので、早く万全の状態でできるように頑張ってほしいです。

応援してます!!!ファイト!!


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