マガジンのカバー画像

kousei.hata のMAGAZINE

4
運営しているクリエイター

記事一覧

山ガール C懸垂岩の出会い 続

山ガール C懸垂岩の出会い 続

ピラーロック跡から枯れた小さな滑りやすい砂で埋まっている沢に入りあるく その背後にはグロテスクな灰色の柱状岩の一群が林立していた この岩はクレイヴイスと名付けられまた幽霊岩とも言われ親しまれていますがこの一帯は万物相と名付けられている と説明すると近くでみては自宅近くの六甲山にこのような場所があるとは知りませんでした 

怪奇でグロテスクなモンスターのような岩は気味が悪いわ・・・とつぶやきつつもよ

もっとみる
若き日の思い出 黒部日電歩道    

若き日の思い出 黒部日電歩道    

宇奈月駅から当時の関電軌道では命の保証はしないとの乗車規約で欅平駅へと向かい欅平から350mの蜆坂を登り日電歩道を行程四時間の約5キロメートルを七時間用して歩き阿曽原温泉まで歩いた記録です
タイトルでは日電歩道という名称を使用していますがこの時代は水平歩道ではなく日電歩道と名付けられていましたので登山した際の名称として記載しています
愛用していた日本山岳会が発行した山日記には記録がにじみ確認できな

もっとみる
芦屋ロックガーデンA懸垂岩から万物相 日本の近代登山の発祥地の面影を求めて  

芦屋ロックガーデンA懸垂岩から万物相 日本の近代登山の発祥地の面影を求めて  

芦屋ロックガーデン地獄谷遡行 紀行 の続きの山行記録です

晴天の日に大阪方面から六甲山の中腹を眺めると爪で引っ掻いたようにジグザグの白い岩肌がくっきりと見える。芦屋ロックガーデンである ロックガーデンは風化し侵食された粗粒花崗岩地帯でアルプス的な様相を呈し馬の背状の尾根や荒々しく削りとられた谷筋が縦横無尽めぐらされ交錯し奇岩、怪石が屹立し景観を彩っている
尾根筋は展望もよく大阪湾ベイエリアを眼下

もっとみる
芦屋ロックガーデン地獄谷  遡行記録

芦屋ロックガーデン地獄谷  遡行記録

 芦屋ロックガーデンは芦屋市の芦屋川上流 神戸市東灘区の六甲山山中にある岩場である 
 ロッククライミングのゲレンデでありパイオニア藤木久三氏の命名である
 登山が趣味でもあり東灘区に居住したころから御影地獄とも言われた紅葉谷 西山たにと難度の高い六甲山の南麓をよく歩き通称芦屋地獄谷とも名付けられていた その頃から全ルートを通算すれぱ150回は越えている
 登山は自然の営みの季節によりそして時間に

もっとみる