『ぱにらじだっしゅ!』

 原作×アニメ×パーソナリティの相乗効果で「アニラジはここまでやれるんだ!」と個人的に開眼した番組。それが『ぱにらじだっしゅ!』これやってなければ絶望放送はああなってないという意味で僕の中では「絶望放送の姉」。総集編CDあります。

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 ぱにらじが絶望の姉である理由はいくつかあり、まあ、個人的な理由なんだけど、まず「シャフト」という当時いかれたギャグアニメを作っている制作会社を知れたこと、そして神谷さんがぱにらじのゲストに来たこと。スタジオでの神谷さんはもうキレッキレで配信では流せないトークもバンバンして、そのトーク力にびっくりしたぼくは、帰宅して妻に「今日、神谷浩史さんって人がゲストに来たんだけど、すげーぶっとんだトークしてて、ああ、もし、シャフトが『さよなら絶望先生』のアニメを作って、神谷さんが糸色望役になってパーソナリティになって、おれがラジオを担当したら、どんだけすごいラジオになるんだろうなぁ!」と語ったことを今も忘れていない。

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『ぱにらじ』自体もすごく人気があり、そしてぶっ飛んでいた。まず「アニメが終わってからスタートしたラジオ」であること。今じゃ絶対にありえないし、当時だってほかにあったかどうかわからない。それでもアニメの『ぱにぽにだっしゅ!』の大人気のおかげてアクセス数もメールも多かった。パーソナリティの斎藤千和さん自体、愛犬をスタジオにゲストとして招いてトークをする、と言い出したのもかなりどうにかしていました。

白眉は『脳内公開録音』。『ぱにぽに&ぱにらじ』の人気が高かったので、制作費を捻出するために「なにかイベントを」と考えていたんだけど、千和さんが「めんどくさいからやだ」とおっしゃったため、「じゃあみんなの脳内でやろう」という企画になり、〇〇日の◇◇時からみんなの脳内にある公録の実況しよう、と決まりました。

何を言ってんだ?と思うでしょうが、実際にこれはあったことなんです。

これにバカみたいにメールが届いて、ここで興味深かったのが、「けっこうネタがかぶった」んですよね。同じ時間帯にまったく別の人が同じような投稿をしていて、時系列順にまとめるのは大変な作業だったんですが、「けっこうしっかりした公録になっていた」のはすごかった。リスナー層がはじけていたんでしょうね。原作とアニメの力だと思います。

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