ラジオでメールが採用されやすくなるテクニック「首尾一貫」

ちょっと悪い例から入ってしまうのですが、例えば、ファンであり、リスナーであるあなたが「大阪での」声優さんのイベントに行ったとしましょう。イベント後、内容についてパーソナリティさんにメールをしようとする、その場合、おのずと、そのイベントで体験したことやステージの感想を書きます。とてもいい内容です。しかしメールの最後に「ここで〇〇さんに質問です。大阪で好きな食べ物はなんですか?」

…もうなんとなくお気づきかと思うのですが、これは悪手です。実にもったいない。「首尾一貫」していませんよね…

そうなのです、イベントの感想なら最後の質問が「バックステージの裏話を教えてください」とかアニメなら「アフレコはどんな感じでしたか?」のような、素直に「話題からそのまま導き出される質問」でいいのです。導入から内容まではとてもいいのに、最後のところだけねじ曲がってしまうと、そもそもの話題とつながらなくなってしまいます。「これからイベントのエピソードをしゃべる予定だから食べ物の話はしづらいなあ。じゃあほかのメールにするか」と感じるパーソナリティさんもいることでしょう。

投稿のメールの基本として「本文の最後は質問にする」ことはわりと鉄則で、そこがトークの起点になるのでとてもいいのですが、ただ質問自体が話題に沿わない内容だとかえって採用されない場合があります。「ある話題からスタートしたメール」は「その話題に沿った質問」でしめくくり、内容が首尾一貫していることが大切です。

(まあ、あえていったんノることで面白さを引き出す方もいるのですが、それはリスナーさんとパーソナリティさんのかなり高度なやりとりになります。TPO次第ですね)



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