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夜の匂いに運ばれて

外はもう雨が降り始めている。明日の天気予報は雨の確率90%と知っていたけどまさかここまでとは。
雨の匂いがわかる、ということが東京の人には伝わらないというツイートが年に数回バズっているが、本当に都会生まれの人たちは雨の匂いがわからないのだろうか。それすら田舎者の幻想な気がする。わたしは田舎者なので雨の匂いはわかりますが。

週末はずっと心が満たされず誰かと会ったり深夜にツイキャスしてしまっている。
このなんとも言えない心の埋まらなさっていうのはなんなんでしょうね。お酒をいくら飲んでも、映画をいくら見ても埋まらないんですよねこういうのは。みんなどうやって対処しているのか、はたまた週末にそんなことは思わないのか、わからないけれど。
平日はまだ明日のことを考える気持ちがあるので、明日も早いし早く寝よ〜とか、明日もあるし今日はここまで〜とかっていう区切りの気持ちを持てるんだけれど、週末はそうもいかない。別に明日は早くないし、何も予定がないし、この心のぽっかりした空白を気遣う余裕があるんだよな。
大学を卒業して、仕事を始めて、この空白を気遣う日と、気遣わなくていい日のギャップが生まれてしまいさらにしんどい。空白を埋めるのが早いのか、空白を気にしないようにするのが早いのか。大学生の時は、気にしないように1日にめちゃくちゃ予定を入れていた。そしたら予定に疲れて気絶してるみたいなことが週一くらいであった。今は気絶することはあんまりないけど、やっぱり気絶することは気絶することで、体に悪かったんだろうな。心には優しかったかもしれない。

それが全てさ、それがすべて
とやけのはらが頭の中でずっと歌ってくるので、今日ももう終わりかもしれません。

今日って寝なければずっと今日なのか。
時間って数えなければ存在しないのか。

今も過去も未来も同時に存在してるって、本当ですか?

鳴り響くアーバンソウル

これで美味しい詩集を買いますね