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2021/7/3 チャームポイント

自分のチャームポイントは?と聞かれた時、いつからか「両目の涙ぼくろです」と答えるようになった。

保育園に通っていたあたりには既に両目に涙ぼくろがあって、卒園の時に担任の先生が書いてくれた似顔絵にもくっきり涙ぼくろが描かれているくらい、昔からわたしの顔に存在していた。

特段自分の容姿で好きなところはなく、眉毛も太いし、目も重い一重だし、鼻も高くなくて、口角は左右非対称だし、下の歯の歯並びは悪いし、耳も小さくて変な形だし、手足も身長もすらっとしてなくてずんぐりむっくりだった。そんな中で、涙ぼくろだけがみんなにはなくて、なおかつかわいいと言われる部分だった。

 

小学生の頃にプロフィール帳というものが流行って、自己紹介欄に「自分のチャームポイントは?」という質問が絶対にあったので、すかさず「涙ぼくろ」と書いていたら、24歳になってもチャームポイントが涙ぼくろ以外無い人間になってしまった。

正真正銘のお気に入りであり、唯一他人に自慢できる体の部位でもある。

そして、両目にあるというところが更にポイントだ。涙ぼくろがある人間はたくさんいるが、涙ぼくろか両目にある人間はなかなかいない。しかも左目の目尻には2つほくろがある。どんだけ泣くねんという感じだ。

 

この間暇だったので涙ぼくろの意味を調べていたら、両目に涙ぼくろがあるのは「異性にモテる」という意味があるらしかった。人生で特にモテた記憶はないですし、「ヤれそうと思われる」の間違いでは?とも思ったけど悪い気はしない。わたしの涙ぼくろはどちらも目尻にあるのだが、目尻にある涙ぼくろがあるのは「恋愛トラブルが起こりやすい」で、本当にその通りですわ…となった。今はそうでもないけど2年前はトラブルというか、男関係で女に恨まれる年だったので痛感した。今後そういうこともないように立ち振る舞っているつもりですが。

 

これで美味しい詩集を買いますね