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演技の審査について

今回は基本的に感想になる。

超重要:審査員や他の出場者への批判等では一切ありません

今回は演技の項目についてだ。
前回と同様に女子ジュニアを例に話す。

参考:


そして演技の審査項目だ。


完成度
出場者が上手にルーティンを行うことができたかを評価する。ドロップやミスのような失敗は減点の対象となる。技が失敗したか成功したかの判断、失敗した際の減点方法は各審査員の判断に委ねる。ジャグリングの安定感も評価の対象とする。

構成
ルーティンの演出を評価する。具体的には主に次の1. - 3.を評価する。

  1. 技の順序の工夫、技の多彩さ

  2. 技と技以外の要素(音楽、衣装など)の調和性

  3. 技以外の要素同士の調和性


内容としては「完成度を重点的に評価した上で総合的に評価。加点減点方式」とある。

これは結構好きな設定で「構成」や「表現」だと判断基準が曖昧過ぎる事や、そもそも審査員に選ばれる人の中でもこの部分についてはあまり専門で無い人も多いからだ。

一方で完成度という基準だと、例え珍しい構成や表現だったとしても、全体を通しての一貫性や満足度などで感覚的にも評価しやすい。

【子供たちの点数】
1人目をA(さくらんぼの子)
2人目をB(忍たま乱太郎の子)
3人目をC(リングダポクトの子)
4人目をD(フラワーの子)
とする。
点数は
D>A=B>C 
だった。

ドロップやミスに関してはD=A=Bだった。
Cの子は他より少しミスがあったので下なのも一旦よしとしよう。
つまり重点的にみる完成度はD=A=B

さて、構成について見ていこう。


【 A=Bについて】
・Aの子は動画にもある通り、観客も巻き込んだ構成。振り付けや音ハメにもこだわった内容にして、技の多彩さもBより圧倒的に上だった。(構成項目の1と2をクリア)

・Bの子はジャグリング歴がそもそも3ヶ月と短いので、ルーチンと呼べるかは微妙な技の発表会のような感じにした。ただ、実験も兼ねてお気に入りだったキャラクターの服(ルーチン曲とは何の関係もない)を着てもらった。(構成項目の2をクリア)

この結果がA=Bになった。
演技は基本的に雰囲気が何となく良ければ点が高く付く傾向にはあるが、何となくの部分がかなり露骨に出た印象だ。

『音に合わせて技を増やす』=『衣装』

が成立してしまうと、極論、コスプレ大会になる。
ただ、この優先順位については大会ごとに特色があっても良いと思っていて、色々な基準の大会がある方がジャグリングという器が広い物を十分に受け入れられるからだ。

前回の記事ではそもそも欠点になりうる部分の指摘だったが、今回は演技という曖昧なものの特性上個人の感想でしかない。

しかし


構成
ルーティンの演出を評価する。具体的には主に次の1. - 3.を評価する。

  1. 技の順序の工夫、技の多彩さ

  2. 技と技以外の要素(音楽、衣装など)の調和性

  3. 技以外の要素同士の調和性


と、三項目を立てて置いてる限りは、1と2をクリアしているAの方が高く評価されるべきだとは思った。

特に加点減点方式の場合は技の多彩さは減点にはならず加点されていくはずで、音ハメについても同じくだ。


【D>A=Bについて】
Dの子はAの子の更に緻密なバージョンだ。

各道具同じスタートの仕方は1つも無く、音ハメから技の多彩さにかけても一段と細かく作っている。

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