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龍蛇のご縁

予定変更につぐ変更で、珍しく月曜お休み。なので家族で、以前から何故か惹かれつつ行ったことの無かった松原湖に、導かれるように到着🚗

行ってみて驚いた❗
なんとここは「畠山重忠のご母堂の里」🥹なんだって✨

地元に伝わる伝説によれば
『むかし源頼朝がライ病にかかったとき、龍の生き肝を飲めばよいという神のおつげがあった。そこで頼朝は、畠山重忠に龍の生き肝を取って来いと命じた。重忠はどこへ行けば龍がいるかわからないので困ったが、これもまたある夜の夢に信州松原湖に住む龍の生き肝をとるがよいと教えられた。重忠はすぐに出掛けて、松原神社から弁天島へ下る大弥太坂で母に行き会った。重忠は母に頼朝の命を話すと「私が湖の中に入って、蛇体となるから肝をとって主君に奉れ」と言って入水した。たちまち水面に水柱がたったと見る間に、大蛇の姿が湖上に現れてた。重忠は今はもう躊躇する時ではないと、ついにこれを殺して生き肝を取り頼朝に差し上げた。頼朝は病気がたちまち治ったので、長湖湖畔の神光寺の境内へ重忠の母のために5重塔をたてて供養したという。また頼朝の病気が治るよう、重忠の母が松原湖の主の龍に身をささげて祈ったから頼朝の病気が治ったのだともいう。』

………重忠公の五代の孫が、私の家の始祖・伊与久弾正なのだから、この池の龍神は、つまり私達一族の親神でもあるんだ❗

大お祖母さ〜ん🐲✨✨✨

なんで前から来てみたかったのか、解った気がしました。

そして3人でボートに乗り、湖底に沈む塚(水が澄んでいるので上から目視できる)の周りを回り、般若心経で回向させて頂きました🙏🥹

そして感じたのは、こちら松原は諏訪の原初的信仰である原山様の伝説が色濃い地であり、湖畔の上下諏訪神社はその立派な御柱とともに、この地の特殊性を物語っているということ。

つまりは、この地もまたもう一つの諏訪の地である、ということ。
また、秩父太陽寺の畠山重忠伝説からも連想されるように、やはり重忠公のご母堂は龍神、それも諏訪の龍神なのだ………🐉

昔から伊与久家と諏訪には、不思議な繫がりがある(本家は代々上下諏訪大社に寄進している、諏訪神党と縁が深い等)なあ、と漠然と感じていたが、じつは我々の祖神もお諏訪さま、それも甲賀三郎や小泉小太郎らと同様の長くて古い、龍蛇のご縁だったんだな~🐲と。

そしてそこにはいつも信玄公の、ひいては勝頼公の背中が見え隠れしている。

八島湿原の旧御射山神社のお祭りで、武芸奉納をさせていたのが昨日。そして、うん、やっぱりそうだったんだね………と腑に落ちた今日だったのでした。


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