人生は短い。

だから考えるよりもまずは動いた方がいいと私は思う。

私の友人で、

「英語を勉強して上手になったらいつか海外旅行に行きたい」

と言っていた女性がいる。

あれから20年経ったが彼女は一度も海外旅行に出かけることはない。

今回のコロナ禍で海外旅行はしばらく行けそうにもない。

ここで私が思うのは、英語が話せなくてもまずは海外に出かけてみる。

これが大切なのだ！

というのも夫は英語が苦手で大学受験も英語で失敗している。

そんな英語アレルギーの夫だが、海外旅行の大好きな私の影響で新婚旅行はオーストラリアに出かけた。

さすがに新婚旅行で年下の私に恥をかきたくなかったのか？

はたまた成田離婚が怖かったのか？

新婚旅行先のオーストラリアでは一言も英語を発することはなかった。

しかし、その後も毎年私たち夫婦は海外旅行に出かけた。

だんだんと夫は英語を喋れるようになった。

最初は、

・Ｈello（こんにちは！） 

・this one Please（ジェスチャーをまじえながら・・これください） 

・Thank you （ありがとう）

これだけで、夫は海外旅行を乗り切っていた。

何か困ったことがあれば、私に助けを求める。

そして段々と彼は自信をつけて、今ではどこの国に出かけても楽しんでいる。

もちろん、難しい英語は話せない。

でも、単語だけでもなんとか相手に通じることを夫は学んだのだ。

言葉というのはなかなか難しい。

言語を学ぶのはさらに難しい。

でもジェスチャーをしたり、表情などである程度は相手に自分の気持ちを伝えることはできる。

だから英語が喋れるようになったら海外旅行に行きたいではなく、英語が喋れなくってもまずは海外へ出かけてみる。

これが大切なんだと思う。

人生も同じなんじゃないかな？

英語を勉強して、しゃべれるようになったら海外に行くという友人はきっと一生海外へ行くことはないのではないかと思う。

だって、気づけば私たちは50歳になったから。