AIのムーンショットは個人の才能の極大化と民主主義の再構築だ


□ AIの力を人類の為に

  AIが人類を滅ぼすなんて事言ってるけど、今の所はただの宣伝文句だよね。まず人間が指示を与えないと何も起こらない、起こせない今のAIのレベルでそれはちょっと誇大広告に過ぎるんじゃないかな。

さて、そんな危険性云々より、人類の幸せの為にどうやってAIを活用するのか、そんなAIムーンショットを考えてみよう。その方が、今何が足りなくて、今後どんな方向性で開発を進めれば良いのかのヒントになるんじゃないかな。

□ まず個人の幸せの追求の為に

  世界中のあらゆる人が自身の幸せを掴む為にAIを活用出来ないだろうか。じゃあ、個人の幸せを掴む為に、AIに何が出来れば良いだろうか。

 自分の人生のマネージメント能力を全ての人に提供する事だと思うんだよね。個人に寄り添い、個人毎に最適化したアドバイスを行い、個人が持つ特性を伸ばし、その能力を最大化し、社会の中で最適なポジションへと誘う。

 AIは赤ちゃんの時からその個人と共にある。個人が体感する環境を共有する事と、その後の個人の反応から、個人が何を学習し、どんな特性を持っているのか、デジタルツインを作成し、特性を伸ばす手助けをする。そして、周りの親とか関係者に対して赤ちゃんが今の所なにを求めているのか、また今後どんな事をしてあげれば良いのかアドバイスを行う。

 なにしろ個人のデジタルツインな訳だし、だからこそ本人よりも本人の事に詳しく、本人のより良い成長に必要なものを提供する手助けが出来る。とゆう事は自分にとっても自分自身を知ることが出来る最良の相談相手となるんじゃないかな。

 また成長に従い、友達が出来て社会との付き合い方を学んでいくんだろうけど、その出会いって一期一会なんて言われたりするよね。世界中のデジタルツインデータがある訳だから、最高の友だちとの出会いを演出する事も出来る。最高の師弟関係なんてのも有るか。

 AIが社会との仲立ができる様だと、SNSとの上手い付き合い方や、サギを見抜くなんて機能も期待出来るな。AIが代理人を務める将来があるのかも。更に親を始めとする個人間や、行政なんかの仲立もサポート出来るかな。

□ 真の民主主義政治の実現の為に

 AIを使ったら真の民主主義政治を実現できるんじゃないかと思うんだよね。全てのひとが直接参加する政治体制を日本の規模で実現。身近な地方行政から国家運営まで。

 AIにやってもらいたいのは、社会の課題抽出と優先順位付け。より詳細には、その課題を対策しなければ今後どうなっていくのか。また、対策の手段とそれぞれの対策のコストとか影響、対策をする事によって今後がどう変わってゆくのか。

 日本人は変化を嫌うというけど、詰まるところ一部の既得権益者の声が大きすぎるきらいがある様な。そういった所を明示する。ようは声の大きさじゃなくて、課題の大きさを定量的に見せる事で、みんなで課題解決の選択肢を選べる様にするという事。

 そして意見の集約。全員参加なんで意見を聞いたり集約するところがわちゃわちゃしそうなんだけど、そこをAIを使って上手く取りまとめてもらいたい。

 AIで変わるのは仕事だけじゃなくて社会のあり様もそうなんだろうね。仕事量が減った分は社会参加がその分増えていくんだよ。毎月、数日は社会参加が日常になるんじゃないかな。

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