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だれかの中にある 自分の断片

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だれもが直面するかもしれない問題に対して、持っているものを活かし直すという試みを応援したい。そんな投稿です。

ドキュメンタリー映画『あしがらさん』

「メンタリスト」DaiGoさんの発言で大炎上が起きたとき、僕はある人を思い出していた。会ったこともない、映画の中の人。あしがらさんと呼ばれていた。そのひとを追ったドキュメンタリー作品があります。

「こんなはずじゃない」生きていれば思うことがある。僕は病気で働けなくなった。闘病とか療養中とか、その後社会復帰する中で「稼ぎやお金で仕分けされる」みたいな経験をした。稼げない、お金がないのは罪のように感じ、その考えが自分の首を絞めていた。

先が見えなかった時期。どこに進んでいいかわからなかった。人のこともあまり見れなくって、前や上も見れなかった。俯いて隠れるように生きていた。目線は小さな草花に向く。お金が介在しないいのちのめぐりを想像することは、妙にこころを落ち着かせた。

ローポジションという映像制作グループがあり、飯田基晴監督の作品に『犬と猫と人間と』があります。

映画をお借りして上映会をする前にやること。一通りその方の作品の見て、通底するなにかを眺めます。そのとき『あしがらさん』を知りました。

「なにを伝えるか」「どのように伝えるか」「どうしたら伝わるか」をじっくり考えるを基本姿勢にしている。そんな飯田監督が撮影された映像が、9月末まで公開されています。

だれかの中にある自分の断片

共感というのはそのひと、だれかの中に、自分の断片を見ることのように思います。そのかけらの量が、他人ごとを自分ごとに変える

数年前、東京都国分寺市から北海道札幌市に引っ越した。たまたまの連なりの上に、UNTAPPED HOSTEL(アンタップト ホステル)を運営している神輝哉さんの試みを知った。

UNTAPPED HOSTELのプロジェクトを応援したい

・UNTAPPED HOSTEL別館を書店+住まいを失った人のための場所=シェルターにしたい
・旅人を受け入れる視点だからわかる札幌に必要な新しい公共の場を創出したい
・学生をはじめとした未来ある人たちが人生のあり方がひとつではない別解をキャッチできる場に

生きることはたまたまの積み重ねと思います。その中で見つけられるもの。だれかがどこかでやっているアクション。たとえ小さくてもそれをひろえると、これからを生きていく希望になっていたりする。

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