ある時期から新曲に関しては配信でのリリースをずっとハロプロは行っていますし(記憶している限りですと2010年からハロカバというハロメンがラフに過去のハロプロ名曲をカヴァーするという企画がはじまり配信限定シングルとしてそこそこのハロメンがそこそこの曲を歌いリリースしました。そして続けてくれれば良かったのにさらっと終わったのですが、カップリング曲違いのCDシングルをリリースし始めた2012年あたりから配信でのリリースに本腰を入れて取り組み始めたという認識です。2014年頃から両A面、トリプルA面がシングルの販売形態の主流になりましたが、以降は配信オンリーの曲をちょくちょくリリースしています)グループを卒業するメンバーのソロ曲など配信でしか販売されていない楽曲もあります。
　ジャニーズも最近は配信での楽曲販売を解禁したグループや、CD購入特典のようなかたちであっても専用アプリで購入したCDと同じ楽曲を聞けるような一応の配慮がなされているグループ、V6解散後は配信オンリーで新曲をリリースしながら活動しているトニセンなど、それぞれのグループの状況、マスなどに合わせてさじ加減を変えながら様子を伺っているように感じます。
　
　古い曲は音源をCDで持っていてもPCに取り込んでおらずデータ化してなくて、そのCDをどこに仕舞ってあるのかわかんなくて気軽に聞くことができなかったりして大変だったり、大した曲ではなかったとしても意外とレア曲になっていたり、アルバム未収録だったり、そもそもアルバムが発売されてなかったり、もろもろ大変だから、もうそれだったら配信やサブスクやってくれよと思うんですよね。
　ハローに関してなら古い音源は持っている方だと思うのですが、20年以上前の話になってくるとCDラジカセの時代ですからね。
　僕がMP3プレイヤーでがっつり曲を聞き始めたのはBerryz工房の「恋してる時はいつも…」(スペジェネのカップリングです)あたりからです。
　大体ですが2005年くらいからですかね。
　この時期のMP3プレイヤーは容量が少なかったので、CDをPCに取り込む際に妥協した音質で容量が少なくなるようにしてちょっとでも曲を多く入れられるようにしてたので、その後、取り込み直したCDも多いんですよ。
　時代の過渡期にはそういうこともありました。
　話がわき道に逸れましたね。
　アップフロントは基本的に全て自社レーベルでハロプロアイドルの作品をリリースしていますし、ジャニーズ事務所はジャニーズアイドルの作品の原盤を全て押さえています。
　なので、なんだったら自社で独自の配信フォーマットやシステムを作っちゃえば解決するといえば解決するんですよね。
　そうすれば自社にとってネックになる部分、マイナスになる部分に対してはどのようにでも配慮出来るので。
　その結果が現在のスタンスなのだろうというふうにも感じますが。
　ただ、たとえばもう廃盤になっていたり、流通していないCDが沢山あるハロプロで「ハロプロ曲聞き放題アプリ」とかリリースしたら普通に金払いますけれどね。
　ジャニーズも同じく。
　CD売りたいから2010年までの曲までなら…とかこのグループは良いけどこのグループはダメみたいになにかしらの制限がかかっていたとしても、もうほぼお金を生み出さない状態·聞いてもらえない状態で曲がほったらかしになっているよりは事務所もファンも得するとは思いますけれど。
　興味があっても中古で探すの大変ですし、なんだったらプレミアがついてるとかではなくそもそも中古でなかなか見つからなかったりするんですから。
　Sexy Zoneがポニーキャニオンに所属していた頃のシングル·アルバム·映像作品が現在、所属しているTOP Jから通常盤のみではありますが、専用アプリでCDと同じ曲が聞ける仕様になって再発されていましたが、デビュー10周年とか専用アプリとかレーベルの移籍とか色々あるし、もっと言えばCDに関しては普通に聞くだけなのであれば、通常盤なら中古で購入した方が安いですけれど(初回盤でもね)でも、改めて世に流通させる、手にとって聞いてもらえる機会を作るという点では良いことだよなぁと思ってます。

　僕がハローでホントに気になってる音源があって、カントリー娘。のデビュー曲「二人の北海道」のカップリング曲である「モーニング牛乳」なんですけれど、この曲だけ一度もアルバムに収録されたことないんですよね。
　カントリー娘。のインディーズ時代の曲で唯一アルバム未収録。
　モーニング娘。の「モーニングコーヒー」のカントリー娘。ver .で聞くほどの曲かと問われたらそれほどでもないと答えますが、オリジナルメンバーで歌ってる曲が「二人の北海道」と「モーニング牛乳」の2曲しかないことを思えば、アルバム未収録という扱いはかなり大きな出来事だとずっと思ってるんですよ。
　あと、古いグループの中で唯一ベストアルバムをリリースしてもらっていないココナッツ娘。問題もあります。
　ココナッツ娘。は約9年活動しているにも関わらずシングル曲を5枚しかリリースしておらず、しかも4枚目のシングルまではソニーに在籍しており、途中から自社レーベルに移籍しているので、ベストアルバムをリリースするには曲数が足りない(とはいえカップリング曲や企画もので歌ってる曲、もしあるなら未発表曲入れれば最低でも10曲は越えるのでアルバム作れるとは思いますが)と、いうよりも移籍時の問題であるとか、あるいはセールスが見込めないからという点の方が大きいかと思いますが。
　それでも冷遇されてるよなぁと。
　良い曲多いからもっと聞いてもらいたいと思うんですけれど、もう聞いてもらう方法が中古でシングルを買ってもらうしかないので。
　初期のハローにはモーニング、カントリー、ココナッツと「娘。」が3グループあったんですけれど、最も聞く方法や聞く機会が無いグループですよね。
　その後、アイスクリー娘。というハロプロ台湾のグループが結成されミニアルバムを1枚リリースしましたが、いつのまにやら活動終了してたので、これも今から聞こうと思ってくれる方がいても聞きづらいです。
　過去の財産に気軽に触れられるようになってほしい。
　良い曲、気になる曲、沢山あるので。