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【E-M1X】操作系をカスタマイズする

10連休に撮影するため発売されたばかりのプロ向けフラッグシップ一眼カメラOM-D E-M1Xを借りています。

これまで4年前に発売されたE-M5 Mark IIを所有しており、一度E-M1 Mark IIを借りて使ってみたことがありますが、昨年にLumix G9Proをメインカメラにしたことで、オリンパスの最近の機種については勉強不足な状況となっていました。

ここでM1Xを徹底的に使ってみることで、オリンパスのデジカメUIが進化したところ、変わらないところを確認しようと考えています。

まずは、UIをカスタマイズ

今回の10連休ではいろいろなシーンでいろいろな被写体を撮影するつもりですので、それらすべてが一つのUI設定で瞬時に切り替えながら撮影できれば最高だと思います。

前回の記事で書いた通り、インテリジェント被写体認識AFでまだ電車が撮れていないという状況に陥りました。3つの設定がすべて揃っていないと機能しないのですが、直前まで花などを撮っていると、ほぼ不可能に思える操作が必要になることが分かりました。

今回は、その辺りをカスタマイズで実際に使える状態にしていくことが目的になります。

実際の利用状況として何でもかんでも撮影するというのは、現実的ではないかもしれませんが、最新のカスタム設定を使うことである程度少ない操作で撮影ができるはずです。UIの進化がどこまで進んでいるかを確認していきます。

カスタマイズする前に取説をダウンロードしておきます。各機能には組み合わせて使えないものがありますので、その情報を事前に把握するためにも取説は有効な情報源となります。
M1Xの紙の取説は2cm以上の厚みがあり678ページにもあり、ちょっと読む気がしなかったため、PCにPDF版をダウンロードして、機能名を検索して調べていくことにします。


M1Xのカスタマイズのポイント

他のカメラにも共通ですが、カスタマイズにはいくつかの種類があります。

①ダイヤル、Fnボタン、Fnレバーへの機能割付け
②カスタム設定の登録
③マイメニューの登録

これらを組み合わせて、「通常撮影をしているときに、とっさに特殊機能を使って撮影し、細かい設定の変更などもする。」というシナリオを実現していきます。

①ダイヤル、Fnボタン、Fnレバーへの機能割付け

私の場合は、2つのダイヤルの割付けを、フロント側に絞り値、リア側に露出補正で使っていますので、まず初めに変更します。

モードダイヤルについては、最初からC1~C4までの項目が用意されていますので、変則的な割付けをおこなう必要はありません。

次にFnボタンへの機能の割付けですが、ダイレクト操作できるボタンの数が多いため改めて基本機能を割り付ける必要はほぼありません。
代わりに、「ライブND」「ハイレゾショット」「プロキャプチャー」「インテリジェント被写体認識AF」「ライブコンポジット」など、何でもカスタム設定で組んでおけば瞬時に呼び出す割付けができるようになっています。

モードダイヤルにしても、Fnボタンへの割付けにしても、カスタム設定を呼び出す方法は、直前までの設定を完全にリセットしてしまう問題がありますが、インテリジェント被写体認識AFのように他の設定との組み合わせが必要なものもあるため、現時点では有効な使い方だと思います。

ただし、私はインテリジェント被写体認識AFの切り替えをFnレバーに割り当てました。レバー1の時には「S-AF+スモールターゲット」を設定し、レバー2に「追尾AF+全面フォーカス+追尾被写体設定(鉄道)」を設定して、切り替えられるようにしてみました。

Fnレバーの1,2を切り替えることで、スモールターゲット+S-AFと、全面+追尾AF(表示は無いが「インテリジェント被写体認識AF(鉄道)」を切り替えることができる



②カスタム設定の登録

C1~C4までの4つに何を割り当てるかに頭を悩ませることになります。

C1:ライブND
C2:ハイレゾショット(手持ち)
C3:プロキャプチャー
C4:ネオノスタルジー

モードダイヤルの割り当ては自動的におこなわれるのでそのままにして、私が普段操作しないフロントFnボタン上、下、露出補正ボタン、ISOボタンの4つにそれぞれ割り付けて、どちらの操作系がしっくりくるか使ってみようと思います。

版時計回りにC1~C4を登録


③マイメニューの登録

オリンパスではM1Xで初めて採用されたカスタム機能です。
数が多いメニューの中からよく使う項目を5つのグループに分けて登録することができます。

機能を呼び出す方法としては、カスタム設定を使えば可能ですが、実際にはそれぞれの機能に対して、状況や被写体によって微調整や設定切り替えをおこなわなくてはならない場合があります。

そこでマイメニューに設定項目を登録しておけば、比較的早く設定を変更することができます。

残念なことに、現時点ではバグのような動作があり上記の動作をさせることができません。
カスタム設定では、PASMを含めて登録することができ、またそれをFnボタンで呼び出したときは、モードダイヤルの位置とは関係なしに露出モードが切り替わるのですが、そのときに機能の微調整のためにMENUを開こうとするとカスタム設定のONが勝手にOFFになってしまい機能の詳細設定を開くことができなくなっているからです。

解決方法としては、カスタム設定の呼び出しはモードダイヤルでおこなうことで、カスタム設定の内容が維持されたまま詳細設定をおこなうことができます。

追尾被写体設定の切り替えひやライブNDのNo.選択をマイメニューから直ぐに設定することができる。
また設定としては使うことは無いが、C1~C4の登録内容を忘れてしまった時に、関連するメニュー項目を並べておくことで、思い出しやすくなる。


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