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2月の笑者になるまで              子どもへの最適な言葉がけと親の役割を演じきるということ

2023年2月 中学受験に挑んだ長男の体験記。

初めての中学受験を終え、第一志望含め5校の受験校の合格を手にした長男。
怒涛の受験までの期間を乗り越えた今、いかに子どもへかける言葉が重要であるか。
また、親としての在り方。人としての在り方。
そのものが問われている。と大きく感じました。

中学受験の合否を大きく左右するといっても過言ではないのが、子どものメンタルケア。
受験に挑むのはなんと言っても小学6年生。
メンタルを常に高め続け、1日のほとんどを勉強に費やし続けるそんな過酷な状況で、それを本人にやりなさい!なんて言っても出来るわけがありません。

子どものメンタルを安定した状態を常に保ち続ける事が出来る様にするのが親としての1番の役割だと思います。

その為に私が最も注力した事は
◆常に穏やかで明るい母でいること。
元々がその様なパーソナリティのお母さんであれば、問題なくそのままで子どもと関わる事が出来ると思いますが、あいにく私はかなりの毒舌だし、イライラも出ててしまう母なので、毒舌な母は封印し、明るく穏やかな理想の母を演じきる事に徹しました。
(本当に、、愚痴や毒を吐けないというこれが一番キツかった、、) 

◆マイナスを連想させる発言は一切しないこと。
今やっている事が無駄ではない、と思わせるため
合否に関わらず、今の努力は全てに繋がっていく事。未来を想像出来るような発言をする事を常に意識しました。
とは言え、親も人間なので不安になる事も当然ありましたが、子どもの前では一切マイナスな発言はしない事も徹底していました。

◆とにかく小さな事でも笑うこと。
どこにも出掛けず、日々勉強三昧。
そんな地獄のような毎日なので、本人も家族も正直キツいです。なので、とにかく日常の小さな出来事に対して大笑いする事を率先して行っていました。
そうする事で、息子の笑顔を引き出し、少しでもストレスを発散させる事が必要だと思います。

◆がんばってるね、と認め毎日言葉に出すこと。
毎日毎日ひたすら勉強。しんどくない訳がありません。そこを共感した上で、本当によく頑張ってるね。と毎日声をかけ続けました。 

◆プラスの表現の言葉だけかける。
たとえ模試の結果が悪かったとしても
苦手単元がこんなに点数取れるようになったね!
緊張したのにこんなに点数とれたの!と少しでも出来たところにフォーカスして褒めました。
人間、どうしても出来ないところにフォーカスし
責めてしまいがちです。
でも、その言葉、行動は何もメリットをうみません。
大人も同じですが、出来ていない事を指摘され続けたら、こころ折れますよね。
それが子どもならなおさらです。
もし、親の威圧で無理やり子どもに勉強をさせるようにし向け、成果を上げる事が出来たとしても
それは、きっとその場しのぎにしかならないのではないでしょうか。

私は、合格というゴールももちろん重要ではありましたが
それ以上に 子どもの心を守ること も
息子が受験後の人生をどう歩んでいけるかに大きく左右すると思ってます。

受験生に関わる親としての役割
それぞれのご家庭の方針によって様々だと思いますが
我が家は、子どもに勉強を教える事 は一切しませんでした。
勉強の分からない事を教えるのは 塾の先生。
我が家の場合は、ですが 親が子どもの勉強を
みてメリットなど一つも無いと実感していました。お互いに感情的になり、家庭内の雰囲気は最悪。子どものモチベもただ下がり。
だったら、プロである先生にお任せするのが最も最適であり、合理的であると判断しました。


子どもが合格をその手に掴む事を望むのであれば
親の感情は一切排除し、自分を常に客観視し、律し続けること。

受験生の親は、子どもにとって 
最善で最適な親を演じ、その役割に徹すること。が何より重要だと思います。





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