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熱い心と 冷たい頭を持つ

今日は雨が ずっと降っていて、寒い一日でした。
夜になって雨は上がりましたが、明日の朝は また一段と冷えるようです。

今日も、りこちゃんとこざる達は いつものように
楽しくお喋りしながら、 皆で一緒に賑やかに夕飯を食べて、
食後のお茶を飲みました。

「りこちゃんは、クークー、スースー、よく寝ているよー。」
もう夢の中です。

こざる達は、いつも通りコーヒー飲みながら
おしゃべりタイムです。

「緒方さん、亡くなったんだね。」
「うん。」

テレビのニュースでは、緒方貞子さんの特集をやっています。

「緒方さん、"熱い心と 冷たい頭を持て"だよね。」
皆、うんうん頷きます。

こざる達は、緒方貞子さんをとても尊敬しています。
今までに何度も 緒方さんのドキュメンタリーを観たり、新聞記事や本を読んだりしました。

「この言葉は、テレビのドキュメンタリー番組を観て、それで知ったんだ。」
「ああ、そうだ、そうなんだよって思ったんだよね。」

"熱い心と 冷たい頭を持て"
この言葉に、こざる達は深く感銘しました。
難民支援という、命を救う現場で、とても難しい活動をずっと続けてきました。
何度も大きな決断をして、前に進んできました。

「緒方さんは、国連難民高等弁務官に就任してすぐの時に、大きな決断をしたんだよね。」
「湾岸戦争で、イラク国内で迫害されたクルド人が、イラクとトルコの国境地帯に留まっていて、
でも国境を越えなければ"難民"ではなくて、支援はできなかったんだよ。」
「けれど、緒方さんは"人の命を守るのが最優先"だと イラク国内のクルド人へ支援すると言って、周囲の反対を押し切って決断したんだ。」

今は もう当たり前とされている考えが違うとされていた時代に、
そうじゃない、こうなんだと貫く強い決意、決断力、そして大きく深い愛情、優しさ、
緒方さんは 国を越えて、たくさんの人から尊敬されています。

「世の中には様々な仕事があるけれど、医者や看護師、警察官、消防士など
緒方さんのように、命を救う仕事は とっても尊いよね。」
皆、うんうん頷きます。

「とても偉大な人をなくしたんだね。」

ラジオからは、りこちゃん、こざる達の大好きな歌が聴こえてきます。

「Amazing grace how sweet the sound
That saved a wretch like me.
I once was lost but now am found,
Was blind but now I see.」

『Amazing grace』です。

こざる達は静かに聴いています。


こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
明日からはまた晴れて、気温が上がるようです。
よい毎日でありますように (^_^)

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