love letter from K. Season7「design」 7. なくなる
さて、今回はどんな話を書こうかなぁ。そんな事を考えながらデスクに向かい、淹れたてのコーヒーカップに手を添えると、何か感触がおかしい。よく見ると、カップの取っ手が欠けている。あーあ、ついにこの時が来たな。ま、ほぼ毎日使っていたから仕方ないか…なんて自分を納得させながらも、よくよく考えてみれば、このカップ、とうの昔に廃番になった物で当然もう売っていません。ちょっと多めの容量と、手に程よく引っかかる取っ手の形。体に染みついた使いやすさは、慣れてしまうとなかなか他では代用がききません