Change.org でホルモン療法薬事承認キャンペーン

元記事:http://blog.livedoor.jp/kozuesug/archives/52332911.html

ずっとこの件で厚生労働省や製薬会社と交渉していた gid.jp、「日本性同一性障害・性別違和と共に生きる人々の会」が、Change.org でのキャンペーンを開始しました!

Change.org: 性同一性障害に対するホルモン療法が保険適用になるよう薬事承認に協力してください

いや実際、ちょっと手詰まり状態になっていたようです。ここで皆さんのお力を借りることができれば、ホルモン療法への健保適用ができ、しかも、性別適合手術(SRS)へも「混合診療だ!」と言われずにすんなり保険適用されることになります!

これこそ、今すぐ実現しないといけないことなのですよ!

事情などの細かいあたりは、このキャンペーンを呼び掛けた gid.jp、「日本性同一性障害・性別違和と共に生きる人々の会」のホームページの内容を読むといいです。

gid.jp: ホルモン療法を健康保険適用するには

要するに「薬事承認」というものが要るわけです。「この薬はこの病気に効く」という証明ですね。これがあって初めて公費を投入してもいいことになります。性ホルモン剤はごくごくありふれたお薬なのです。私のもらうプレマリンなんて、更年期障害のごくふつーの治療薬ですからね。

戸籍を変える前はお医者さんのご厚意で、3か月分くらいを原価の1万円で自費直接購入していたのですが、戸籍を変えた後は保険適用で通常の薬局での処方になり、これだと2ヶ月1000円(手術後は使用量は半減しました)くらいに減りました。他の方はずっと高額だと思います。今一日一錠の私でも、使い始めは一日6錠飲んでましたから、その頃はひと月1万円。不条理なほどですよね....今は一見安く見えますが、これも生涯ずっと続く負担なのですし。

薬事承認されれば、3割負担、しかもどこの薬局でも処方してもらえるようになるわけです。

ここで問題なのは、どちらか言えば性ホルモン剤が「ありふれたお薬」ということらしいのです。逆説的ですが、製薬会社としては、「既存の単価の安いありふれた薬」だから、わざわざ費用をかけて治験をするのに消極的なのです....ですから、これを「なんとかしてほしい!」というのが、このキャンペーンの目的です。

この手詰まりを解消して、不条理に高額なことになる、性同一性障害の医療コストを健保適用によって救済することに、皆様のご協力をお願いいたします。

健保適用によって、たんに金銭的な負担が軽くなるだけではなくて、性別適合手術(SRS)への健保適用を事実上阻んでいた壁が解消して、性別適合手術(SRS)への健保適用もふつうに使えるようになります。これを実現するのは、まさに今なのです!

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