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性善説の日本人は面食らう話し

皆さん、こういう外国人たちは、ごくごく一部の人です。例外的なケースです。という事を前置きしておきます。少数ですが、印象に残ってしまっています。

私は、40年前から海外に住んでいるか、出張しているか、日本で外国人相手に奮闘する事を生業にしている者です。Facebookの友達の半分は外国人です。
様々な外国人といっしょに仕事をすることが好きな私が、あえて、書きます。普通の性善説の日本人は、面食らうような話し。
日本の都会でも不特定多数の外国人と接する機会が増えてきた昨今、それなりの心構えをすることをお勧めします。

何故俺と結婚しないんだ

とある外国で、大学を出たばかりの日本人女性から、ある悩みを聞いた事があります。日本からこの国に来たばかりで、彼女にとっては、初めての外国。

肌の色が違う見ず知らずの高校生くらいの外国人(彼らにとっては日本から来た彼女が外国人ですが)から街中で声を掛けられ、突然「俺と結婚してくれ」と言われたと言います。拒否すると「そうか、お前は俺の肌の色が黒いから結婚しないんだ」と言われてたそうです。そして、「お前は人種差別主義者だ」と通りの真ん中で非難されたそうです。
若く純真で、性善説の日本で純粋に育った、まじめで優しい彼女は、かなり動揺していました。逆差別の典型例です。

この国はあまり豊かではなく、当時、正直かなり厳しかった。一般庶民がアメリカドルなどの外貨を入手するこては、ほとんど不可能。彼らにとって外国に出る=金持ちになる機会は、数少ない機会をとらえるしかない。勉学に励み外国の奨学金をもらう。外国に住んでいる親戚に呼び寄せてもらう。外国人と結婚する。くらいしか選択肢がなかったのでは。

その高校生はダメ元で言ったのでしょう。この国では、外国人が来そうな観光地、ホテル、空港には、この手の輩が俳諧していました。外国人を捕まえて(腕を掴み)、住所を教えろ、電話番号を教えろ、友達になれ、日本に連れていけ、拒否すれば決まり文句「人種差別だ」。いろいろな理由で自分の利益のために外国人を捕まえようとする。

貴方には、難民を助ける義務がある

当時、勤めていた東京渋谷にあるエンジニアリング会社に数人のソマリア人が技術研修のために来日していました。会社としては、ソマリア人は、お客様。教えた技術に対して、お金を払ってもらえるから。
当時、1980年代で私は某国での数年の滞在の後、日本に帰国したばかりで、初めての日系の会社勤めでしたので、下っ端の私にソマリア人のグループを接待する業務命令がくだりました。浅草や仙台へ連れて行ったりして、ツアコンの真似事のような仕事でしたが、それなりにおじさん達と楽しくすごしました。

そのグループの一人が、ある時、何やら紙を取り出し「これは、国連が発行した難民認定書だ。これを見たからには、あなたは私を助けなければならない。私はずっと日本に住むから、準備をしろ。あなたに選択肢はない。」と宣わった。彼は、ソマリアの国家公務員のはず。
聞かなかった振りをしました。あきらめは早かったです。

別の話しですが、とある外国に住んでいた時の出来事。
夕方、突然、俺は〇〇〇の友達だと言って、リビングにずかずかと入り込み、
「私は、国連の×××の免許を持っている。だから、あなたは、日本食を私に提供しなければならない。」と宣わった。
「私は、この国の辛い食事が大好きで、毎日、街の屋台でヤギの肉をたべているから、日本食は、無い。」といって追い返しました。事実だし。

日本の警察官は、黒人を逮捕するから、人種差別主義者だ

日本に来たアメリカ人が、防犯登録をしていない自転車に乗っていて、警察に止められて、「黒人だから止めたのか?」と警察にしつこいくらい何度も言っているyoutubeビデオをみたことがあります。

警察は、日本では法律により「自転車を利用するものは、その利用する自転車について国家公安委員会の規定で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録を受けなければならない」と決められているから法律にのっとって登録証がない自転車については、盗難でないか確認する事は警察官の公務。
その警察官は、面食らうことなく、正しく対処できていました。
私も日本で、夕方でしたので無灯火で走っていた時、警官に止められて防犯登録を確認された事があります。

別のアメリカ人の話し、
工事現場に繰り返し不法侵入したアメリカ人が、2023年、大阪府警に逮捕されると「黒人差別だ!」と騒ぎ立てるビデオがでまわりました。
「Johnny Somali」で動画検索をすれば、関連動画が複数出てきます。
「広島にまた原爆を落とすぞ」と電車の乗客に突っかかっていく動画とか、見るに堪えないものぞくぞくと出てきます。

逮捕される時に「黒人差別だ!」という言葉さえ言えば、逮捕を免れると思って使っているとしたら、日本の司法を甘く見過ぎている。
このアメリカ人は、馬鹿にされても、殴り返すことも無く、礼儀正しく振舞う性善説を信じている普通の日本人を観てきたので、日本の司法さえも甘くみていたのかもしれない。

結局、Johnnyは、数か月の拘留の後、罰金刑の判決で禁固刑は免れた。また、日本に来るそうだ。

息を吸うように嘘をつく、かわいい嘘の場合とそうでない場合

東南アジアの某国のカラオケバーにいたある女性(たち)。彼女たちの嘘は、社交辞令、仕事の一部。それを分かった上でお金を払って楽しむのがルール。

A嬢の場合「私は大統領に呼ばれて、〇〇宮殿で踊ったことがある。」
面食らったが、「そうか、すごいよ。今度、踊って見せてね。」と返した。
ただ、他の嬢より目立ちたがっていたのかもしれない。彼女の名誉のために一言、店のイベントで歌って踊るA嬢は、確かに周囲の同僚より一段上の芸を持っていました。

B嬢の場合「私は大学で数学を専攻している。」「じゃ、暗算の競争しよう」2の倍は?その倍は?ずっと続けてというと32で止まった。64までは行くかと思ったが、つまらなくなったのか?
私が理系だと知って、関心を引こうとしたのか?
計算させた私が野暮でした。彼女に恥をかかせてしまったかもしれない。
同僚がいない場面だったので、その後も何事もなく、楽しくカラオケをたのしみました。理由はどうあれ、同僚の前で恥をかかせることは「絶対に」避けなければなりません。

ちょっとテーマから脱線したかもしれません。

A嬢もB嬢もかわいい嘘でしたが、中には余りかわいくない種類の嘘をつく女性がいることも確か。それを真に受けて、散財するバカな日本人男性の話しは履いて捨てるほど聞きました。家を建てて、その家に一緒に住もうとしたら、夫がいて追い出されたとか。
日本でも、最近「いただき女子」という言葉がニュースで流れていました。日本も外国を見習って進化したということでしょうか?

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