【連載予定(仮)】MMT(現代貨幣理論)で読み解く現代の闇~3カブ目~

ということで、前回のnoteはコチラ→2カブ目
いやホントに……ずっと書こうと思っていたnoteがなかなか書けなかった。先週土日はチャンスと思っていたのだが、急きょオンラインでモンハンやることになったので後でいいかと思って。でも日曜日は投票日当日だから土曜日しかないかと考えていた……

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ただのスクリーンショットなのでなんの記録にもならないけど、特にこの春以降、安倍元総理の発言には目を見張るものがあった。この春から引き継いだ仕事がずっと炎上していてnoteにまとめる気力がなく……情報収集もTwitterやヤフコメを眺めていた程度だったが、例の「日銀は政府の子会社」騒動というのは空前の円安、そしてスタグフレーションと本邦はどういった問題に直面しているのか論点が整理されないまま参院選へと突入した。

みんな忙しいので仕方ない。私も、​MMTに関する知識は2年前からアップデートされていない。よく読むとインフレ率の制約について触れていなかったが、本邦においてずっとデフレが続いているというのが一つは表題の「現代の闇」ということになる。

1.人々がお札という紙切れに通貨としての価値を見出すのは、その紙切れで税金が払えるからである。
2.政府の財政は家計や企業のそれ(赤字や黒字)とは別物である。
3.政府が支出するために租税が必要なのではなく、家計が租税を支払うために、政府は支出する必要がある。

【連載予定(仮)】『あつまれ どうぶつの森』で読み解くMMT(現代貨幣理論)入門~2カブ目~

このnoteは記事のURLだけ保存してあったので、今日書きたい内容とは直接関係無いのだが、以下に4~5月あたりのニュースをスクラップしておく。ともかく私の頭の中にあったのは、政府与党の中にも麻生氏の緊縮財政、安倍氏の積極財政という対立軸であった。この参院選が終わればかなりの長期に渡って国政選挙がないという中で、どうすれば選挙後に岸田政権が積極財政に傾くのかと思い悩んでいた……

「日銀は政府の子会社」 自民・安倍氏
政府と日銀を一体視おかしくない 玉木氏、安倍元首相発言で
日銀が永続的に国債買い入れる前提の財政運営「適切でない」-財務相
「財政出動はちゅうちょなく」 自民「新しい資本主義」提言原案
安倍元首相「日銀子会社」論の背景にある狙いとは【解説委員室から】
日銀が国債を買いオペしても政府債務が減少しない簡単な理由
財務省がマスコミを煽って火消しを図った「安倍元首相発言」、いったい何が問題だというのか
「財政黒字化目標 堅持を」…財政審建議 「骨太方針」反映へ
「成長によって財政健全化」自民党が提言案
自民の財政政策検討本部 財政の健全化目標「検証すべき」提言とりまとめ
自民、再建派VS積極派 財政健全化、党内対立続く PB目標、安倍氏側が異論
財政再建、自民に路線対立 岸田陣営、参院選前に安倍氏と溝
“悪い”インフレ? 円安・物価高騰の日本が「スタグフレーション」状態だったら今後どうなる?

突然だが、私が目指す世界は「人類の労働からの解放」である。これは私が週8でバイトをしていた学生時代から続くライフワークで、最初はどちらかと言うと今でいう新自由主義政党が主張するようなベーシックインカムを想定していた。お金を稼ぐのが得意な人もいれば、お金を遣うのが得意な人もいる。あらゆる社会保障をベーシックインカムに統合して、働きたくない人(私だ)は働かなくて済む世の中を夢描いていた。

現実難しいなと労働に明け暮れる日々のなかで、MMTに出会った。財源の問題を解決してくれる夢の理論だ。かつてフロンやアスベストも夢の素材と呼ばれていた。私はまだ諦めていない。いや、別に日常がこのまま続くならそれはそれで構わないのだが、このままシルバー民主主義でデフレ(スタグフレーション)が続いた場合に他国からの侵略に抗えない。若者は身を粉にして働いてボロボロだし、数も少ない。

バラマキは直接給付と誤解されている。国防を強化したところで、例えば食料品がインフレするとは思えない。
本邦は自然災害も多い。お金を刷っても地方に働き手はそんなに増えないという。そこでロボットの登場だろう。いっとき底辺の仕事ランキングというのが話題になったが、もし仮に好き好んでやりたくない仕事が世の中に多すぎるのだとしたら、国を挙げて技術開発しようではないか。現代は、人間が安すぎる。お掃除ロボットの性能を上げようと思っても、わずかな賃金で働く人間の方が遥かにキレイに掃除してくれるので、開発するインセンティブが失せてしまう。仮に国が(インフレ率の制約はあるにしても)いくらでも支出できるのであれば、それ以外にもいくらでもやることがある。

安い労働力の恩恵に預かりながら、それは人の能力が低いから賃金が安いんだから仕方ない、自己責任だとする論調は、それはそれで正しいのかもしれないが度が過ぎるとあまり健全な世の中とは思えない。
岸田パイセンがこのまま親財務省で労働者世代をしばきあげ続けるのか、機動的な財政政策への期待を持たせてくれるのか、趨勢を見守りたい。


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