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このイライラをどうするか『許せないを気にしない。』

楽しくおめでたい年末年始。同時に、するべきことが多く、忙しい時期でもあります。

そんなときはつい心がささくれてしまうもの。
子どもの頃、必ず元旦に母と喧嘩していたことを思い出します(元旦以外もほぼ毎日喧嘩していましたが……)。

怒りや不満の心が生まれるのは、自分の思い通りに人や物事が動かないときでしょうか。
本書では、こうでなければいけないという思い込みを捨てるためのコツ紹介しながら、自分の都合が「叶わなくたっていい」と思える心の持ち方を下町和尚が軽妙に語ります。

「月ゆがむにあらず 波さわぐなり」

この歌は「水面に映る月がゆがんで見えるのは、月そのものがゆがんでいるのではなく波が立っているから」ということを言ったものです。
名取和尚はまさにこの歌のように、思い込みや欲などの波が「許すこと」「受け入れること」を邪魔し、怒りを生むと本書で書いています。

「許せない!」という気持ちを整理し、その奥にある自分を見つめるヒントが詰まった一冊。
毎日怒りすぎて疲れた、こんな自分は嫌だと思っている方へ。

図書編集 福聚

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『下町和尚の生き方放言 許せないを気にしない。』 名取芳彦・著
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