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お姫さまへ尽くす天命と、Charaの曲「あたしはここよ」「光と私」、深夜書店

 まっすぐに天命に従って生きていくことはできなかった。
 仕方がない。
 社会で生きるものには、それぞれの宿命というものがあるのだから、。
 家庭生活を支えている家族のひとりにはなれなかった。
 子孫繁栄、からは遠い立場にいるというのに。、。
 
 それでも若々しい心根が生まれ続けてくる。
 どれだけ年老いていこうとも、歳月を生きたなりの尽くしかたで、、。
 まるでそれでしか恋愛ができないみたいに。
 たとえ色欲にすぎへん邪悪な心で近づいたとしても、逆に心を清められていくことを解ってるみたいに。

 お姫さま、もしくは魔女、。
 世にあって、おなじ時間で生きている想い焦がれるひとたち、
 心うばわれる相手は結局のところ、尊い存在になる。
 お姫さま、なんてものからかけはなれて映るひとにも、
 そ~いった気質が在ることは間違いのないこと。

 性別、生命の本質なんかもね。
 好意をよせて想うことが、たとえ小さくても、ひとときにすぎなくても、そのきらめきが、
 まぶしいくらい、
  生きているだけで、尽くせることを教えてくれる。
 犬や猫たちをはじめ架空のものも含めすべての生きもの、
 花鳥風月、、。
 どんなものにも、姿かたちを代えても、つたわってくる性格や個性が、
 そそ、
 いとおしい気持ちであふれてくる。

 顔をあげると、三段ラックのまん中の棚で切手シートが、涼やかな風をうけてサワサワと心地よさげにゆれていた。
   記念切手にそれぞれ描かれた、
 愛らしいお姫さま、たちが、、はしゃいで笑みこぼしてるみたいに。
 そそ、
 いちばん、いたずらっ子っぽい笑いかたをして、みつめてくれるのは、、誰かな?
 記憶のなかで、みつめあう、
 同じ空から、朝の光をあびて、。

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 とある場所で所持していて持ち帰った記念切手。
   ふつうの図柄のより、特別感があるから重宝して手紙発信には活躍してもらったものだ。
 いろいろな種類の記念切手があったけれど、どういうわけか、どうしても使うことを惜しんだシートがあった。
 それがこのディズニーアニメのプリンセスたちが描かれた切手シート。
 
 俺(詩人)のような、くそったれ野郎に乙女チックな面があるというよりか、、

 お姫さまに忠実に従う騎士道的な想いが芽生えて、意欲の護符のようにしていたんやと、
 今現在の心境であるからこそに理解につながった。

 夏が、かけ足でやってくるかのような気温が続いたある日のこと。
 別に、孤独に苛(さいな)まれたわけではないけれども。
 はじまりのさまざまな場面に想いを馳せつつも、まったりしていた。。
 そんな静かな朝、壁に背をつけて休んでいたら眠気に包まれた。
 がくん、と首を垂直におとして眠っていく姿勢は死体のように映っていたかも、。
 そそ、
 まるで記憶にはない、
 ……死後の世界にいくのはこういう感じなんかなぁ、とまで考えたかどうかは。
 ただ、そのまま深く深く眠りおちそうになっていったことは間違いない。
 
 どれくらい、経った?
 ほんの一瞬?、それとも?
 
 涼やかな風が、カーテンをゆらす音とともに強く吹き込んできたのを感じた。 
 この時期では考えられないくらいの涼やかな風、、
 ゾクゾクっと身体全体を冷やしていくと、、死体になってる気分に・・・。
 涼やかな風がさらに頬をやさしくなでる、というよりか、平手打ちされたみたいにも、吹き込んでくると。
 にらみつけてる面影の気配がした。
 呆れてるのか、小鼻ふくらまして、、、。
 その表情には申し訳ないけど、昔のくそったれやった俺も今現在の俺(詩人)も笑ってしまう、
 それだからこそ、心にぬくもりを湧かせてくれてた。

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 そうか、やっぱりあの世であるとか、ここではないどこかにも居ないんだろう。
 詩人で恋人だった面影。
 あの世にいけば会えるかもしれない、、これまでも、そしてこれからも、考えてしまうことは、しゃ~ないことではあるって感じ、
 詩人で恋人だった面影が亡くなって四半世紀の歳月が流れていても、、。
 心にかかるものを、
 涼やかな風が、たおやかに掃き清めてくれる。
 澄みきった空がどこまでも、
 心のなかに無限にひろがっていく。
 同じ空の下にいて、
 遠くても、近くても、
 きっと、ずっと、
 みつめあってる、そのまなざしは、
 言葉なんて要らないくらい
 どんなときも微笑んでいることを告げるから、

 灯してくれる。

 生きていく、ってことを。

 まだ、まだ全然、もっとみつめていたい。
 あの日々よりも深く、いとおしく、。

 …、生きなあかんねん、。

 喪(うしな)っただけ、
 ただ、身体を喪っただけのこと
 この場所でしか、生きられへんねんから、
 面影は、、
 小鼻をふくらませて告げてくる。

『生きなあかんねん、あんたはな。・・生きな、生きなあかんねん。』

 あ~、そゆ意味~(笑)
 俺(詩人)はおどけて、微笑む、
 自分が、独りぼっちで笑っているだけにすぎない、そんな空間に、在っても、
 懐かしい未来のような、
 自分自身ではない、
   ぬくもりを感じるから。

 かけがえのないひととき、存在、
 それが欲しくて、いちばん欲しかったはずのもののために、
 いちばんではない物事、
 いちばんであるわけなんてない時間に心をそそがないといけないのが、
 人間社会というものだから、
 
 見失うこともあるんやし、。

 握りしめていた手をはなしてしまって、
 触れることもできなくなっても、
 つながっていることに気づく、

 同じ空の下で生きてる
 どんだけ歳月ながれていこうとも、いつまでたっても、
 かわいい、って映るのか、
 あざとい、って映るのか、
 半開きのくちびる、で佇んでいる面影、
 どんなものにだって、沁みこんでいて、そんなふうに現れる。

 面影も好きだったCHARAの曲、
 「あたしはここよ」

動画↓。CHARA 「あたしはここよ 」4分02秒 


【あたしはここよ 歌詞】

こんな晴れた天気じゃ せっかくの涙もかわくよ
じりじりとこがすよ 冷めた彼女と太陽。

あたしはここよ… いつも泣いていたいのよ
あたしはここよ… いつも泣いていたいのよ

とびかけた。逃がしてよ
空がウソを全部知るのよ
誰かこころかしてよ
罪とあまいみつをもとめよ

あたしはここよ… いつも泣いていたいのよ
あたしはここよ… いつも泣いていたいのよ

悲しい悲しい 空と太陽
ひきはなす────でも、ひきはなす
(かわいい目をしてよ)
…ゴメンネ こわれるもの でも、予告しないのよ
かわいいかわいい 空と太陽
ひきはなす────でも、ひきはなす
(悲しい目をしてよ)
…ゴメンネ こわれるものでも予告しないのよ…
たりない?たりないものなどない────
今ほしいのは、
あたしに必要なものは、
それは、ウソだ。

あたしはここよ
 

 そして、「光と私」って曲も。
 耳に残る曲調、が、。
 さらに、このPV、観ることも。
  
 ひとの想いがおりなす、光のきらめき、、。
 歌詞、詩の世界、自分が抱きしめるしかない曲調に浸透するのだろう。

 常日頃、俺(詩人)が意識していないけれど、、
 意識下にあるもののことにも。

 自分の生涯には、子供はいないけれど、、。
 それをとやかく考えも、感じもしていないはずで、それが当然であると、、
 受け入れていた。

 それこそが、気のせいやったのかも、とか。


 動画↓。CHARA 「光と私 」6分04秒  


【光と私 歌詞】

ふらちですか? 理想にあふれ
我に問いかけてよ 星が輝くのを待ってるの?
(待ってるの?)
慣れてはいけないんだ
私、こわれてなんか…
いろんなところが満ち足りないの

問いかけて わけを 泣きたい理由はもう…
わけを わけを 認めない
わけを わけを ふれたい秘密はもう…
わけを わけを 認めない。

貧欲な心にうたをなげかけてよ
私の輝きはどれほどか
それは透明になってキラキラだ。
夜空に ここがあらわれたよ
「こんなにも遠いんだ」 届かないの

追いかけて影を どこまでも続けばもう…
影を 影を 認めたい
影を 影を どこまで続けばもう
影を 影を みとめたいんだ

こんなに近いのに 遠いんだ
あなたは私の悲しみ
からっぽになる前に ふたをして

わけを…
わけを わけを 泣きたい理由はもう…
わけを わけを 泣きたい理由はもう…
わけを わけを 認めないんだー。

こんなに近いのに遠いんだ
私は私の悲しみ
からっぽになる

あの魔法を 魔法を 希望の光よ
魔法を 魔法を 失いたくない魔法を

見つからないものは私の中に
輝くものをなくさないように
小さな炎を守るその手を
自らを名乗る愛しいものを

満ち足りない 満ち足りない
理想にあふれてもう…
魔法を 魔法を 失いたくない魔法を
わけを わけを
わけを わけを
時よ待ってよ 時よ待ってよ
消えないでね 消えないでね
待ってよ

 まっすぐに天命に従って生きていくことはできなかった。
 仕方がない。
 社会で生きるものには、それぞれの宿命というものがあるのだから、。
 家庭生活を支えている家族のひとりにはなれなかった。
 子孫繁栄、からは遠い立場にいるというのに。、。
 
 それでも若々しい心根が生まれ続けてくる。
 どれだけ年老いていこうとも、歳月を生きたなりの尽くしかたで、、。
 まるでそれでしか恋愛ができないみたいに。
 たとえ色欲にすぎへん邪悪な心で近づいたとしても、逆に心を清められていくことを解ってるみたいに。

 お姫さま、もしくは魔女、。
 世にあって、おなじ時間で生きている想い焦がれるひとたち、
 心うばわれる相手は結局のところ、尊い存在になる。
 お姫さま、なんてものからかけはなれて映るひとにも、
 そ~いった気質が在ることは間違いのないこと。

 性別、生命の本質なんかもね。
 好意をよせて想うことが、たとえ小さくても、ひとときにすぎなくても、そのきらめきが、
 まぶしいくらい、
  生きているだけで、尽くせることを教えてくれる。
 犬や猫たちをはじめ架空のものも含めすべての生きもの、
 花鳥風月、、。
 どんなものにも、姿かたちを代えても、つたわってくる性格や個性が、
 そそ、
 いとおしい気持ちであふれてくる。

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