私の中の窓口へ

時折ふと寂しさを感じる
何があった訳ではなく
…いや、気付いていないだけなのか
はたまた気付いていないと装っているのか
どちらなのか、もしくは違う何かなのかは分からない
これは知ろうとしなくても良いのだろうとも思う

そういう時は私の中の窓口に行って、私に告げる
「歌いたい気分の私を下さい」とか
「出掛けたい気分の私を下さい」とか
もっと具体的な要望でもいい
「映画館に行きたがっている気分の私を下さい」とか
「部屋を磨き上げたい気分の私を下さい」とか
こういう時に毎回告げてはみるけれど「眠りたい気分の私を下さい」は1度も通った事は無い

マッチした私が居なければ、じゃあ…と次を告げる
延々続く事もあれば、一発でマッチする時もある
自分の気分なのにコントロールが上手ではないのは、皆平等にある仕様なのか
私個人の仕様なのか、私には知る術は無い

皆、日々をどう遣り繰りしているのだろう
仕事以外の時間、その中で「独りの時間」というのはどうやり過ごしているのだろう

眠れれば1番良いのは確かなのだけれど
それが上手では無い場合、どうしたら良いのだろう