ella

私がどうして私になったのか、なっていったのか 知りたいだけ ただ、知りたかっただけ

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私がどうして私になったのか、なっていったのか 知りたいだけ ただ、知りたかっただけ

最近の記事

忙殺

多忙は味方だ 体力的に、と言うのはこの際置いておいて 気持ち的には忙しいのは味方なのだと思う 考え事をする暇が無いくらいの忙しさが好ましいが、それが続くと気力体力も続かない バランスが難しい けれど、敵ではないのは明らか それが1番大きく、安心感を与えてくれる 要は逃げの一種なのだろう 忙しいから…を枕言葉に色々な事柄に背を向けている 良いか悪いかと言えば良くはない でも悪でもない 休むのも大事なのだと 自分の何かしらを壊してから気付いた 生憎、壊れたモノは治りはしな

    • 私の中の窓口へ

      時折ふと寂しさを感じる 何があった訳ではなく …いや、気付いていないだけなのか はたまた気付いていないと装っているのか どちらなのか、もしくは違う何かなのかは分からない これは知ろうとしなくても良いのだろうとも思う そういう時は私の中の窓口に行って、私に告げる 「歌いたい気分の私を下さい」とか 「出掛けたい気分の私を下さい」とか もっと具体的な要望でもいい 「映画館に行きたがっている気分の私を下さい」とか 「部屋を磨き上げたい気分の私を下さい」とか こういう時に毎回告げては

      • 象徴

        母と父は暴力の象徴だった 父は酒癖が悪く、家に居る時は必ず暴れた 暴れる時は必ず母がいない時だった そして私が骨折しても翌日には覚えていない それが本当かは本人にしか分からないが、父は「覚えていないから仕方無い」と毎回言い捨てた だから居ない日は平穏だった 愛人の所に行っていたり、飲みに行っている方が有り難かった 母は今の自分の状況は全て私のせいだと 時には殴り、時には蹴り、時には刃物を振りかざし 家に居る時は必ず私に詰め寄った 母もこういう時は必ず父が居ない時だった 寝

        • 行き着く所

          人の好意は真っ直ぐ受け取れない 厚意は有り難く受け取るのだけれど 相手が私を好くメリットだったり 付き合う事でのメリットは何なのかを考える じゃあ私が相手とお付き合いした時のメリットは考えるのかと言うと、考えない 考えるのは好きか否か 何故これを相手にも反映させられないのかは分からない 「私なんかと付き合いたいなんて何かメリットが無いと有り得ない」と これはある意味自分を特別視しているのではないのだろうか ただもう傷付きたくない言い訳だとしても これはあまりに我儘、あまり

          飢えの底

          私は大人と呼ばれる年齢を過ぎても、愛情に飢え それを真っ直ぐ出せなくなってきて 吐き出す場所も無く、だからと言って築き上げてきたモノ達を壊す気概も無く 昔ほんの少し先っぽに触れた気がする愛をふと思い出したりしながら、のうのうと生きている そう、のうのうと生きていると言うのがぴったりだと思う 自分の中身と、他者が抱く私のイメージの違いの大きさに辟易した という言い訳を盾に、誰かと分かり合おうと進んでせず だからと言って来る者は拒み それでもその壁をよじ登ったり、破壊したりす

          飢えの底

          始まりは何処

          母に抱き締めて貰いたかった 父に見て貰いたかった 母に優しく名前を呼んで貰いたかった 父に頭を撫でて貰いたかった 母と手を繋ぎたかった 父と手を繋ぎたかった 愛を知りたいという基盤はきっとここら辺から始まっているのだと思う 今はもう思ってはいない、思えもしない だから見えないのだろうか 今もあの時の小さな私のまま 父と母に「抱き締めて、私を見て」と思えたのなら、何かを知れたのだろうか どのみち、それはもう物理的に無理なのだけれど それが可能だったとしても、私は父と母と呼

          始まりは何処

          自分事

          愛を知りたくて ただそれを思い、生きている筈なのに そこから遠退いていく感覚に陥るのは何故なのだろう 何がいけなかったの? 何を間違ったの? 何を見落としていたの? 何を……? 私は愛が欲しいとねだったんじゃない 知りたい、と願っただけだ

          自分事