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【速報】無人島に持っていくならこれ一択だと話題にwwwwww【3041文字】

 「無人島に物を1つだけ持っていくなら何にする?」という話題を聞いた事はありますか?
友達とワイワイ話す時の話題であったり、そんなに親しくない間柄でもとりあえず話せる話題としてたまに見かけるものだと認識していますが、噂によると面接で聞かれるなんて事もあるようです。
「一か月間」「食料は採れる」など前提条件がまちまちであるものの、とりあえず無人島で一定期間生活するにあたって1つだけ持っていくなら何か、という話題ですね。
みなさんなら何を持っていきますか?
サバイバル用品、食料、そういうのに強い人、自分の好きな物、あえて電子機器、即帰る為の船、聞いた事がある中でレアな物だと自我を保つ為の鏡なんかもありました。結構色々な意見があると思います。
私はというと、「花の種」を持っていくと思います。
自分としてはこれ一択くらいのアイテムなのですが、その選定意図が意外と人と被らないので今回は持っていく物の役割を意図毎に整理しつつ、何故花の種なのか、それが無人島においてどう有効なのかを解説してみようと思います。

無人島という環境の性質

 無人島に持っていくアイテム毎に大まかに分類すると以下のようになると思います。

  • 無人島の環境に適応する為のアイテム
     ↳ナイフ・テントなどのサバイバル用品

  • 無人島を元の環境に近づける為のアイテム
     ↳趣味のもの、帰る為の手段となる物

環境というワードを軸に整理した形ですね。
仮に無人島で突然生活させられる事なったとして一番つらいのは何かと考えると、それは恐らく"不安"だと思います。
「生きていけるんだろうか?」
「本当に帰れるんだろうか?」
「夜安全に寝れるんだろうか?」
「どんなものを食べていけばいいんだろうか?」
「どんな生き物が居るんだろうか?」
「病気とか怪我とかしたら?」
あまりにも未知が溢れる環境であり、且つ自分が普段環境として認識する多くのものが存在しないが故にたくさんの不安が頭を駆け巡り、そんな不安を解消する為にナイフで適応を図り、あるいはスマホによって元の環境に近付けようとするのでしょう。
つまりこの問いは「あなたは不安を解消する時、どういう手段を取りますか?」とも言い換えられます。

 しかしいくら上記のようなアイテムによって不安の解消を図った所で無人島に放置されている状況に変わりはなく、持ち込んだアイテムによって特定の不安が解消されたとしてもまた別の不安が首をもたげてしまうでしょう。
しかも恐らく無人島という未知の環境と限られたアイテムでは、その不安の多くが仮に起きても根本的な解決のしようがないのではないでしょうか。
つまり「無人島に1つだけ持っていくなら何かな?!」という一見純真で無難なものにも思えるこの質問者の意図は「過酷な環境により、自分で選び心の支えとするはずだった道具すら信用出来ず心が縮こまっていく様子をドローンで撮影し貴族達が集まる間に中継して嘲笑う事」である可能性があるのです。いじわるですね。
では花の種を持ち込む事が何故この問題を解決する事になり得るのか、如何にしてこの見世物の興を削げばいいのか、というのを考えていきましょう。

アイテムの選定基準

 前述の通り、たった1つで未知の環境に対する全ての不安を解消出来るアイテムというのは恐らくないでしょう。結局何を選んでも不安は解消されないと思います。
というか何をいくつ持って行ってもいいと言われたとしても不安は解消されないとさえ思います。結局無人島という未知なる環境に未知ゆえに苛まれるでしょう。
であればどうするかというと、「不安だけど何とかしよう」という気持ちで上書きするのが有効だと思います。
不安を解消するのではなく不安を抱えるのは前提として、それでも動けるような物を選定しその為に貴重なアイテム枠を使用してみないかというのが「花の種」という私の回答の趣旨です。
では如何にして花の種によってそれを試みるのか、というのを解説していきます。

花の種の優位性

 想像してみてください。岩壁の黒や茶、木々の濃い緑、寄せる波飛沫の白。
そんな荒々しい自然として君臨していた無人島が花によって鮮やかに彩られ、部分的にだとしても華やかで足を止めたくなるような光景を。
自分が離れた後も成長を続けてくれたら花いっぱいの島になるかもしれない。
たまたま航海で通りかかった人達をその花の島は癒せるかもしれない。
そんな事を考えると私は、「うわ~~~いいな~~~!どの花にしようかな~~~!島の名前と花の名前を掛けたりしたいな~~~!花言葉で決めるのもありかもな~~~!いつ出発なんですか?!」とむしろ志願して島に赴く人みたいになってしまうと思うし、きっと不安になる事はあってもその素敵風景の実現を目指して頑張ろうと思える気がします。
「単に生き残る」以上の目標が生まれるので、自分の命は勿論その花にとってどうしてあげるのがいいのかを模索するという張り合いも生まれるでしょう。この気持ちを持てるのであれば、生き残る為の便利グッズの1つや2つ以上の生きる意志力が宿るのではないでしょうか。

 もし成功したら無人島で共に生きた戦友のような花達に会う為に、あるいは自分が生き抜いた証となるあの花畑を見る為にまた行きたいと思うかもしれないし、失敗してもリベンジしに行きたくなるかもしれません(怖い話?)。
ともかく生き残る手段ではなく、生き残りたい理由と生き残った時の成功報酬を同時に用意する為にアイテム枠を使用してみるのはどうだろうという主張でした。

例えばこんなアイテムたち

 私の場合は花でしたが、自分の焦点を環境への不安そのものからずらせさえすればいいので勿論他にも人によってたくさんの候補があるでしょう(一択じゃないじゃん!)。
パッと浮かんだのだと動物とかでしょうか。
ペットや何かしらの愛着がある動物を連れていったらその子を守る方に思考がシフトして「不安だけど何とかしなきゃ」になるような気がします。
人物がOKなら最愛の人や親友を持ち込むのもいいかもしれないですね。一方的に巻き込まれた相手側としてはたまったものでは無く普通にキレられて縁を切られる可能性もあるので、理由を話して納得出来るような人を選ぶのが無難ですね。勿論私の事はいつでも呼んでくれていいですよ。
創作をしている方なら作りかけの何かでもいいかもしれないですね。
島で構想を練りながら、あるいは可能なら続きを作りながら過ごしていると「オレっちがコイツを世に出さないで誰が出すんだウオオオオオ」みたいな気持ちが沸き上がって来そうです。

みなさんは無人島に物を1つだけ持っていくなら何にしますか?


この選定方法の裏目

 無人島における問題とその解決法を提示してきましたが、この考え方には注意点があります。
仮に質問者の意図が上で仮定したような
「過酷な環境により、自分で選び心の支えとするはずだった道具すら信用出来ず心が縮こまっていく様子をドローンで撮影し貴族達が集まる間に中継して嘲笑う事」
ではなく
「より過酷な環境に改造された無人島で足掻く人間をドローンで撮影して貴族の間に中継して嘲笑う事」
だった場合、普通に物質的に過酷な環境に潰される可能性があります。
コロナが増加してきている事によりデスゲームも屋内から屋外へとメインフィールドを移している昨今です。近隣のデスゲーム主催者の傾向や人柄は事前にしっかりと確認しておきましょう🤡

今回は以上です。ここまで読んで頂いてありがとうなんだなも

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