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文字数とキャラクターが多すぎるマンガは読みにくい説

こんにちは。

今日は「文字数とキャラクターが多すぎるマンガは読みにくい説」というテーマについてお話したいと思います。

ジャンプでヒット作の連載経験のある作家さんの創作講座があるのですが、これが面白くて毎回見ています。今回は「暗殺教室」でも有名な松井優征先生の講義だったのですがとってもわかりやすく、面白かったです。

ざっくり内容を言うとこんな感じです(私の拙い言語化力だとコレですが、本文はもっと細かく質が高いのでぜひ読んでみてくださいね)。

・「面白い」は言語化できる
・ヒットを飛ばすには「読者が支払うコスト」を意識せよ
・特に作家自身がコントロールできるのは「時間」と「労力(手間)」
・漫画を読みやすくする工夫をするとヒットしやすくなるよ

松井先生は「防御力」というフレーズを使っていましたが、読者に対する気遣いを戦略的に漫画に組み込んでいくことで急速な人気悪化を避けられる、というのは新しい視点でした。

文中では読者の負担を減らすポイントを7つ紹介されていましたが、自身がマンガを読む時にも「文字数の多さ」と「キャラクターの多さ」は最近気になっていた部分でもありました。

文字数は単に多すぎると時間かかるし、集中力を持って読まなければいけないので大変だよね、という話です。例えば、私は名探偵コナンが大好きですが、週刊少年サンデーでの連載で読むのではなく単行本やアニメで一気に読んだ方が内容がスッと入ってきて読後感が良かったりします。

また、ここ数年途中で読むのをやめてしまった漫画がいくつかあるのですが、すべてに共通しているのは「キャラクターの多さ」だったと気づきました。登場人物が多すぎて、それぞれの関係性や考え方が十分に理解・整理できないまなストーリーが進んでいき、置いてけぼりを食らう感覚でそっとページを閉じてしまう感じですね。

読みながら、作者の人は毎日作品に向き合ってるから理解できるんだろうなぁ、けど自分みたいにとりあえず読んでみてるくらいの人だと追いつけないんだろうなぁ、なんて考えていたりします。

以前はそんなことなかったなぁ、と思ったりもするのですが、最近でいうとアプリやWebサービスなども含めて年々多くの漫画を読むチャンスが増えており、同時並行で多数のマンガを読んでいたりします。週刊で発行されているコミックなどもそうですね。

一方で、子供の頃のようにありったけの時間を漫画に費やして、200円で買った週刊少年ジャンプを毎週擦り切れるほど繰り返して読む、みたいなこともできなくなっているので、頭の中に各漫画の詳細まで擦りこめなくなっている状況もあるのかもしれません。

そんなことを考えていると、個人的にはやはりストーリーの大枠は分かりやすい方が良いですし、キャラクターも変に多すぎない方が世界観や個々に愛着を持てるので素敵だなと感じます。

漫画家の方にはもちろんですが、それ以外のビジネスやコミュニケーションにおいてもこのユーザーに対する気遣いは重要な要素だと思うので、松井先生の分析を参考にしてみてはいかがでしょうか。

お読み頂いてありがとうございました。

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