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心理学検定キーワード第5章【臨床・障害】5.27(コミュニティアプローチ)★★

自分がやろうとしていることがまさにコミュニティアプローチ

まちづくりの一環としてコミュニティアプローチの重要性を感じています。

私自身はソーシャルワーカーという立場ではない(これも範囲とか定義は広かったり狭かったり)のですが

カウンセリングやメンタルヘルスマネジメントを通じて

地域援助活動を行うことはできるんじゃないかと思っています。

地元の人を明るく楽しく、人生を豊かに

これは所得水準がどうとかではなくて、気持ち的な事ですよね。

まだまだ、スタートすらしてませんが

少しずつ進められたらいいなと思います。

そして、本日は

コミュニティアプローチについて

そこまで頻出のものではありませんが

一般常識として知っておくのもいいかもしれませんね。

それではいってみよう!


→コミュニティ心理学とコミュティアプローチ

コミュニティ心理学

1965年のアメリカで「地域精神衛生に携わる心理学者の教育に関する会議(ボストン会議)」に端を発するものです。

アメリカにおける地域精神保健運動の高まりを背景に誕生した比較的新しい心理学の分野となります。

従来の臨床心理学の限界を超えて,社会のニーズ応じることができる心理学者の養成に向け,今日のコミュニティ心理学につながるさまざまな鍵概念が議論されました。

日本へのコミュニティ心理学の導入に大きな役割を果たしたのが山本和郎(1986)で

コミュニティ心理学とは

「さまざまな異なる身体的心理的社会的文化的条件をもつ人びとが,だれも切り捨てられることなくともに生きることを模索する中で,人と環境の適合性を最大にするための基礎知識と方略に関して,実際に起こるさまざまな心理的社会的問題の解決に具体的に参加しながら研究を進める心理学である」

と定義づけています。

コミュニティアプローチとは

地域援助活動を行う総称で、ソーシャルワークにおける中核的な概念になります。


→コミュニティアプローチの主な担い手


コミュニティアプローチの主な担い手として
以下列挙します。太字のみ頭に入れる感じでいいと思います。

児童相談所職員、保健所保健師、医師、社会保険福祉士、児童福祉士等などソーシャルワーカー

スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、保護司、民生委員、児童委員、弁護士、警察青少年課心理担当など専門職

ひきこもり支援などのNPO

民間事業者、学校のPTA、地域で中心的役割を果たしうる非専門家(町内会長)やボランティア

さらには同質集団による自助グループにおける相互扶助組織などになります。


→コミュニティアプローチのモデル

コミュニティアプローチのモデルは

危機介入コンサルテーションになります。

危機介入については介入場面として

・学校における児童、生徒の悪質ないじめの被害者、加害者

児童虐待

精神疾患ないしは自殺企画者

・喪失体験によるうつ状態

・大災害によるPTSD状態

ドメスティックバイオレンス被害者など

個人から集団にわたって関与していきます。

ここで上記の問題に対し

全体を見渡して対処する援助者がキーパーソン(専門家、非専門家等)に対して

コンサルテーションをを通じて

①問題を抱える個別ないしは組織集団に対する現状把握とアセスメント

②該当組織内ないしは他機関と連絡、調整のコーディネーション

③必要に応じて援助者が問題該当者へのカウンセリング支援

④介入後の実践評価、フォローアップ、予防啓蒙活動

を行います。


以上、本日はコミュニティアプローチについてでした

次回は子供の心理療法について

こちらはかなり細かい部分でもあるので

列挙しながらやっていこうと思います。

それではまた次回に


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