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心理学検定キーワード第4章【社会・感情・性格】4.21(情動知能)★★

年末31日年の瀬ですね

2021年も本日で終了です。

思えば、8月末くらい!?から始めたこのまとめも

ここまで来たかって感じです。

まだまだA領域の4章終盤ですけどねw

年内に5章まで終わらせるつもりが、なかなか難しかったです。

フォローしてくれたり、スキしてくれた人

本当にありがとうございます。

また、来年もよろしくお願いいたします。

さて、本日は情動知能ということで

知能指数のIQに対するEQと呼ばれるものについて

まとめていきたいと思います。

2021年最後の記事、気合入れていってみよう!


→情動知能とは

情動知能の定義はメイヤー(Mayer,J.D)

「情動について正確な推論を行い、情動や情動に関連する知識や思考をより促進するために使用する能力」

とされています。

よく似た考え方として

社会的知能(知性)(social intelligence)、対人的知能、実践的知能がありますが

使い分けとして

情動知能→情動の知覚、理解、使用、管理に焦点を当てた場合

社会的知能、対人的知能、実践的知能→より広い意味での対人的能力の高さを意味

になります。

実践的知能スタンバーグ(Sternberg,R.J.)の考え方といわれています。


→社会的知能とソーンダイク

情動知能によく似た考え方として社会的知能を紹介しましたが

すでにソーンダイク(Thorndike,E.L)によって指摘されていたものです。

ソーンダイクといえば!?

猫の問題箱!と出ればオッケーw

ソーンダイクは社会的知能を

・抽象的知能
・機械的知能
・社会的知能

に分類しました。

そして、この社会的知能の重要さを再認識させたのが

ガードナー(Gardner,H.)多重知能理論です。


一方でこの概念が広範に知られるようになったきっかけは

ジャーナリストのゴールマン(Goleman,D.)による上梓である

「Emotional Intellgence」という著書によるものです。

ゴールマンは情動知能の領域をサロヴェイメイヤーの定義から

①自分自身の情動を知る事

②情動を制御すること

③自分を動機づけること

④他者の情動を認識すること

⑤人間関係をうまく処理する

という5つに分類しました。

この考え方はのちにEQとして知られるようになりました。


さらにメイヤーはこれを受けて考え方を修正し

①情動を正確に知覚する能力

②思考を促進するために情動を利用する能力

③情動とその意味を理解する能力

④情動を管理する能力

の4つの側面を指摘して、MSCEITという検査を開発しています。


→本日の内容‐箇条書きまとめ

情動知能の定義メイヤー(サロヴェイも)による

社会的知能ソーンダイクによって指摘されたもの

・社会的知能の重要さをガードナーの多重知能理論で協調

ゴールマンがさらに社会的知能を広めた

・ゴールマンの著書Emotional IntelligenceからEQが生まれた

・メイヤーはMSCEITという検査を開発している


以上本日は情動知能についてでした

次回元日のまとめは

ポジティブ心理学について。

それでは皆様良いお年を!!



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