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【映画から学ぶ🎬】分散と一枚岩

今話題のシン・ウルトラマン観てきました!
幼少期の頃から見てたコンテンツなので思い入れもあり、色んな角度から楽しめました🌟

シン・ウルトラマン
2022年公開
監督:樋口真嗣
主演:斎藤工

日本を代表するSF特撮ヒーロー「ウルトラマン」を、「シン・ゴジラ」の庵野秀明と樋口真嗣のタッグで新たに映画化。庵野が企画・脚本、樋口が監督を務め、世界観を現代社会に置き換えて再構築した。「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。主人公・神永新二を斎藤工、その相棒となる浅見弘子を長澤まさみが演じ、西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司らが共演。劇中に登場するウルトラマンのデザインは、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの美術監督として同シリーズの世界観構築に多大な功績を残した成田亨が1983年に描いた絵画「真実と正義と美の化身」がコンセプトとなっている。
映画.com

どの角度から観るか

まず、この作品は
「ウルトラマンに慣れ親しんでいてその延長で観るか」
「庵野作品として観るか」

によって見え方が違います。

ウルトラマンを懐かしんで観に来た人は、
現代にウルトラマンが現れたら。。?
というリアルな視点を楽しむこともできますし、その反面バトルシーンはいまいちに感じた人もいるかもしれません。
実際、僕としてはバトルはあっさりし過ぎて特撮の観点からは微妙に思ってしまいました。

逆に、庵野作品を好きな人からしたら
「国家や組織、星人の思惑が乱れ合う」
「リアルな政治や人々の反応」

を楽しむことができると思います!
この視点で見ると色んな意図が重なり合って面白く感じました☀️

分散化の弊害

ここでシン・ゴジラと対比すると面白い点があります。
それは、シン・ゴジラでは作中を通して共通の敵(ゴジラ)に対して日本は一枚岩となって戦い勝利を収めます。

これに対して、シン・ウルトラマンでは禍威獣(カイジュウ)や外星人が変わるがわる出現するので30分の特撮ムービーをなんとか繋ぎ止めたというようにも見えるため、作中を通しての共通の敵がいない分、ストーリーが分散して見えました。

敵が多く出てくる分、外交や自国の利益、市中の反応など日本の組織ごとにバラバラに思惑や感じることが多々あります。

シン・ゴジラのように共通の目標(ゴジラを倒す)があれば、シン・ウルトラマンの中での組織や人々の意識は分断されなかったはずです。

一枚岩となって戦う、分断されて各々が戦う、仕事をする上でも、各々が自分たちだけの利益を考えると上手くいかないことがあります。

どんな時も一枚岩で仕事していくことを意識したいとシン・ウルトラマンから学ばせてもらいました(笑)

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