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体験と意識について

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体験教育と意識についての覚書集
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記事一覧

心的モデルと仮説群

心的モデルと仮説群

能書き

古典より顕在側の視点:存在者の私(観察される側)
潜在側の視点:観察者としての私(観察する側)

例)
顕在意識:オレンジ(意識の客体)
潜在意識:ターコイズ(意識の主体)

顕在前意識:アンバー(下位:行動の客体)、イエロー(上位:思考の客体)
潜在前意識:インディゴ(上位:思考の主体)、ティール(下位:行動の主体)

顕在無意識:マゼンタ&レッド&アンバー(パターン提供)
潜在無意識

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発達段階に応じた望ましい体験

発達段階に応じた望ましい体験

先日発表されたこちらの研究をうけて、考えたことをつらつらと。
報告書本文では、このような研究も紹介されている。
そこには「体験の質」について述べられる箇所もあるが、未だ検討の段階であるとのこと。先んじてその記載に挑戦する。

おさらい前回の記事を発達段階の区分けに使用する。
細かな解説はそちらを参照されたい。

・上位段階は下位段階を内包する。単体で成り立つのではなく、必然的に過去を含む。ゆえに下

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発達段階の再検討、そして教育への適用

発達段階の再検討、そして教育への適用

第一層肉体(身体感覚)の発達。物質的価値(doing)の重視。

レベル01(0-2歳):マゼンタ
- 快か不快か
- 感覚および運動脳神経系の結合
- 必要なときに必要なだけ愛着を得られているか
- 発達の最近接領域(ZPD):言語、運動

レベル02(3-6歳):レッド
- 力による支配
- 記憶と言語、協調運動能力の発達
- ZPD:主客分離、ルール(善悪)の共有

レベル1(7-10歳):

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意識のレベルとは

意識のレベルとは

円環モデルを輪切りにして、意識のレベルを具体的にする。

体験学習サイクルを輪切りにする

「試行」「体験」「省察」「般化」
それぞれの項目が細分化して一つ一つを捉えられるようになる反面、連続性が失われることで繋がりがみえにくくなる。

成長のスパイラルを体験学習サイクルで輪切りにする意識のレベルで色分けする

違いはわかりやすいが、やはり連続性がない。
これらをグラデーションとして考えると、意識

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20170327体験学習サイクルについての覚書

<はじめにのはじめに>
2017年3月27日、今までの蓄積をマイルストーンとしてアウトプットします。

<はじめに>
David A. KolbのExperimental Learning Model(以下、体験学習サイクル:ELC)は体験活動の世界で最も活用されている理論のひとつであるといえる。しかしながら、多くの指導者はその理論を絶対視し、より効果的な活用方法を見いだせていないのではないだろう

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20171025体験学習のスパイラルを考えてみる

2017年10月25日、「体験学習サイクルの覚書」続編。
なぜ同じ体験でも、人によって学びの質が異なるのか。
サイクルを回すコツはどこにあるのか。
体験学習でよく語られるスパイラル理論を細分化、階層に分けて考える。

以下、適当な考え。「そうだったらいいのにな」の世界。

サイクル系の理論では必ず語られる「循環過程」や「スパイラルアップ」。サイクルを回すことで、成長(進歩)することを示す。

前回

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20180327体験学習理論を考える

<はじめにのはじめに>
2018年3月27日、今までの蓄積をなんとなくアウトプットします。

「体験学習サイクルの覚書」から1年、マイルストーンをふたたび。
主にSTEP合宿2018での発想をまとめます。

<前回までのあらすじ>
最新の自作体験学習モデル。Kolbの体験学習サイクルをベースに種々の理論を盛り込み。
・自己分析ツールを組み合わせることで、個々の得手不得手を簡単に分析、学習スタイルの

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20181026意識と思考の発達段階

2018年10月26日、過去の蓄積では立体的な成長を平面で切り取って図示してきたが、そのタテ軸(スパイラル)に当たる「意識と思考の変化」についてまとめてみる。

※一般的に見ると、とても怪しい内容になっているので注意※

とりあえず古今東西さまざまな発達段階のおさらいとまとめ。

ピラミッド状に一方的に上昇する発達段階に「輪廻」の仕組みを取り入れ、統合&図式化。

以下、補足にならない補足説明。

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20190327意識はどこへ向かうのか

<はじめにのはじめに>
2019年3月27日、今までの蓄積をなんとなくアウトプットします。

成長とは何か
発達とは何か
意識はどこへ進むのか

毎年恒例、マイルストーン。 STEP合宿2019でのイマココ。

<前々回までのあらすじ>
最新の自作体験学習モデル。Kolbの体験学習サイクルをベースに種々の理論を盛り込み。
・自己分析ツールを組み合わせることで、個々の得手不得手を簡単に分析、学

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