彼女と星の言葉たち

彼女と星の言葉たち(投げ銭詩小説/300文字)

今夜は恋の予感がする

今夜こそ一悶着ありそうなんだよ

派手な格好の女の子たちがリムジンの窓から飛び出てくる

ほんと、どいつもこいつも面白いドレスを着てやがる

揃いもそろって全身へんてこな格好の女の子たちさ

うさぎの耳を生やしたり、悪魔の角を生やしたり、

そこでなら、髭もじゃの女の子だって見つけられる

クソみたいな格好だな、

私がそんなことを言っても、その彼女だけは傷ついたりしないんだよ

だって彼女には力があるから

彼女が星たちに詰め寄れば、素敵な言葉が頭の中に溜まっていくんだ

どれもこれも、酔っぱらったときのことばかりなんだけどね

でも今夜は何か違う気がするんだ

今夜の言葉は心に刻んでおくといいよ

心の中にしっかりとね

そんな予感がしているんだ

※※※

あとがき(おまけ)。

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