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村上春樹って、やっぱり面白い。村上春樹についての話その1

久しぶりに村上春樹のエッセイを読んでいるのだけれど、この人は文章もうまいし視点もユニークで興味深いなぁと感心させられています。いや、前からそうは思っていたのですが、"改めて"思いました。

日常的に文章を書いてる人間が村上春樹が好きだとか村上春樹の話をすると"いかにも"な感じがするので、実はこっそりと僕はなるべくこの人の話題を避けるようにしているのです。そのことに加えて世間における村上春樹ファンというのは「へー、きみ春樹読むんだね!」と好意的に評価されるよりは、「あー、村上春樹ねw」とどちらかというと揶揄されるような存在であったりします(僕のイメージによるものが大きいかもしれませんが)。

僕個人の意見でも、村上春樹が好きな人、いわゆるハルキストというのは面倒臭い人が多いと思います(村上春樹ファンの人、すいません)。というか、おそらく純文学を読むような人はわりと面倒臭いというか、あれこれと深く考え込んでしまうタイプが多いのだと思います。その深みの中には、もちろん良いこともあるけれど、なかなか現実として受け入れ難いような汚い発見や複雑な事実もあるわけで、そういう思考を日常的に自然と行なっている人たちに一般的な話題を振ってみても「うーん、なかなか白黒つけるのは難しいよね」という結論になってしまいがちなのは、まぁ仕方ないかなとも思います(まぁそれでもそういう状況は少ないですけどね)。それは実務的ではないけれど、真実により近いことだと僕は思う。僕もどっちかっていうと本当はそういうタイプなのだけれど、実務的と哲学的思考を仕事のジャンルで切り替えられるというヘンテコな技を持っていたりするので、人によっては僕は真逆の性格を持ってる人間として捉えられたりします。

いつも適当なことや嘘ばかり言っているから、人から上記のような相反する評価をいただくことになるのだと思うのだけど、僕と似たようなことをやってる人は気をつけた方がいいかもしれない。まぁそれによって困るようなことは今のところ特に起きてないので、人の性格なんてものは、本当は誰も気にも留めてないというだけのことなのかもしれない。考えとしてあるのは、自分の中にある"その人"というだけで。

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