見落としがち!英語よりプログラミングよりも重要なスキル!
最近英語に加えてプログラミングスキルの重要性が説かれています。この2つがあれば生活に困らないとさえ言う人もいます。
僕もある意味賛成しています。サラリーマンやアルバイトやフリーランスとしてお金を稼げるようになるのにプログラミングほど需要のあるスキルは今はないかと思います。プログラマーバブルのような状態です。
また英語が使えれば基本的には世界中どこででも働くことができ、その分人としての市場価値が上がるので給料も上がりますし、自分の好みの生活を選ぶことができます。
この2つのスキルには縛りが少なく、汎用性があるのです(面白いのがどちらも言語であるという点です)。
しかし、もっと重要なものがあります。それが検索能力、ググるスキルです。
記事を要約すると、Twitterを介して消防士になりたい女の子を女性消防士たちが励ました、というような内容です。詳しくは↓のリンクからどうぞ。
「女の子だから消防士になれない」と嘆く4歳少女のために、世界中の消防士たちが声援を送った。
心温まるお話です。娘さんがいる親御さんは思うところがあるかもしれません。素敵な消防士さんが世界にはたくさんいるものです。
しかし、ここで一番重要なのは、記事に出てくる親御さんの行動です。
この記事に出てくるお母さんは、娘さんを勇気づけましたが、それでは効果がありませんでした。そこで実際に本物の女性消防士さんたちが活躍している証拠を集めるために、Twitterで、良い資料がないかを聞いてみたのです。それが結果として娘さんを励ますことに繋がったのですね。
しかし、こんな出来事が起こることは稀です。大抵のツイートは大量の情報の波に流されて消えていきます。ですのでGoogleやYouTubeに蓄積されたデータを自力で探して見つける方が娘さんを励ませる確率が高いです。
その事実を踏まえますと、このお母さんの行動は間違っているとも取れます。
大切なのは優先順位
もちろん他の状況がわからないので、絶対ではありません。このお母さんは自分でググりつつTwitterも活用したのかもしれませんし、元からフォロワーが多くて影響力の強い人だったので自分で探すよりも人に聞く方が効率的に良い情報が集められたという可能性もあります(どうやら彼女はジャーナリストのようなので)。
となると状況が状況なので、世の親御さん方の行動の参考にはならないかと思います。大抵の親御さんはフォロワー数が多くないので。ただそれでもTwitterで繋がっている友達や知り合いに情報提供を求めることは役に立ちます。
僕が言いたいのは、優先順位の問題です。
つまり、Twitterで拡散する前にググるということを優先した方がいいでしょう、ということです。
もちろん、両方活用しても良いですが、まずはググるスキルの方が重要です。いつでもフォロワーが情報提供してくれるとは限らないからです。そしてフォロワーの情報量よりもグーグルの情報量の方が豊富で、質も高いことが多いからです。
同じように、英語やプログラミングよりも、ググる能力やネットを通じて知らない人から情報を得る能力の方が優先度が高いのです。ググることができれば英語もプログラミングも無料で学べますが、逆は難しいというかちょっと話がややこしくなります。
つまり、教育の基礎中の基礎に当たるスキルが、情報検索能力なのです。
一言で言うならテクノロジーを扱えるかどうかが一番重要
今回の記事は、テクノロジーを使いこなせるかどうかが人生を決めるようになった好例です。
今回はTwitterで呼びかけるという方法でしたが、基本的にはググれるかどうかが重要です。これは英語やプログラミングよりも重要なスキルだと私は思います。
そしていずれは、まだ見たことの無いスマートデバイス、VRARデバイス、グーグルに取って代わられる新たなテクノロジーやサービスを使えるかどうかが人生を決める上で重要になってきます。
こういうと少し冷たく感じる人もいるかもしれませんが、親や教師や友達ではなく、インターネットを介して知らない人から情報を得る方が時間やお金といったコストも削減でき、自分の人生には役立てることができます。
おそらくこれからは、教師ではなく機械(ネットの情報)にものを教わり、友達ではなく機械と積極的に繋がる方が重要視される時代がやってくるのです。
ロールモデルはドラえもんです。
まぁもちろん、どれだけテクノロジーが発達しても人付き合いも大切ですけどね。
補足
・正しくない努力に気をつけて、心理学的に正しい努力を身につける方法
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