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一回目は断る方がうまくいく!よりよく人に好かれるためのノーイェス戦略

何事も最初から相手の意見に従順になり、穏やかに話をまとめたがるイェスマンというのは、実はリスキーな戦略です。

何でもかんでもイェスと答えていると、相手には、きちんと話を聞いていない適当な人だと思われたり、すぐに人の意見に流されていて自分で物事を考えられない無能な人だと思われやすくなるのです。

また、周りの人に「あの人は上司の意見には必ず賛同する太鼓持ちだ」と知られると、それだけでずる賢い人だと思われて同僚からも嫌われてしまいます。

このように、イェスマン戦略はうまくいかないことがあり危険なのですが、「最初に否定や断りを入れてから、その後相手の意見に賛同する」という方法に変えることで、このマイナスのイメージの部分を消し去ることができます

相手の提案や意見を、最初だけ断るようにするだけで、あなたが適当に話を合わせていたり権威に服従することなく、自分の頭でよく考えているように見えるのです。

最初に否定から入る、これだけで適当な人間だったり太鼓持ちの人間だと思われなくなるのです。

この戦略は、最初に「ノー」と言った方が相手からより詳しい話を聞けるというところが重要なポイントになります。

あなたが相手の考えに対して最初に否定的な意見を述べると、相手はあなたの意見を変えようとして、より詳しい話をあなたにしてくれるようになります。

自分の意見に賛同するように、一生懸命あなたを説得しようとするのです。

そこで、相手の追加情報を聞いてから「たしかにそれは良いアイディアだ!」「その視点はなかったなぁ!」と先ほどの反対意見を変えて提案に賛同することで、相手は自分の説得力に満足し、あなたへの好感度がぐっと上がるのです。

少し苦労して説得することで、自分の交渉に満足し、話を理解してくれたあなたにも好感を抱きやすくなるのですね。

似たような心理で、恋愛の思わせぶりな態度がありますが、これも口説き落とすのに苦労した相手ほど魅力があると思いやすくなるという心理があるからです。

また、このノーイェス戦略はただ単に相手を気持ち良くさせるだけではなく、相手から詳しい情報も聞けて話の理解がより深まるというところも良いポイントです。

つまり、面白い情報も手に入れて、相手からの好感度も上がって、と一石二鳥のコミュニケーションとなるのです。

しかし、すでに何度も話題に出てきている話や提案に対して否定から入ると、「これまでの話を聞いてなかったんだ」と相手に思われて信用を失うことになってしまいますので、この点には注意してください。

おすすめなのは、あくまで革新的なアイディアや新しい提案が出てきた時に少しの疑いを持って相手に質問することです。

どのみち賛同するのであれば、内容をより深く突き詰めて、相手をより喜ばせてあげられる形で賛同してきましょう。その方が二人にとってプラスなのです。

参考文献
・演技の力すごい!成功者が使う、人の心を動かし説得するための大事な話し方
・初めてのデートでも楽しく会話を続けられる話し方の心理学
・恋愛での思わせぶりな態度が引き起こす意外な心理効果

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