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子育ての幸せに必要なものはお金でした、という心理学研究

実は心理学の研究のいくつかでは、子供を産むと幸福度が下がるという結果が出ています。

「がーん!」と思う方もいるかも知れませんし、「やっぱりそうだったんだねぇ」と妙に納得する方もいるかも知れません。

個人的には堀江貴文さんの「子供は負債になる可能性が高い」という発言を思い出しました。

しかもこれはかなりグサっとくる一言だと思います。誰しも子供だった時代があるわけですから、自分の人生についても振り返らさせられましたね笑。

また、単純に結婚したら幸せになれる、子供を産んだら幸せになれる、というような思想を押し付けることにも疑問を感じていたので、「いろんな側面から見て本当に大切な要因はなんなのか?」ということを考えるきっかけにもなりました。物事は多角的に捉えることで輪郭が見えてきますからね。


と、そんなこんなで子育てと幸福度について調べてみると「子供を産むと、親の幸福度はその後ずっと下がり続ける」という研究がいくつか出ていたので、子供が苦手な人がいるのもこういうことが理由なのかなぁと思ったりしました。

ちなみに、なぜ子供が生まれると幸福度が下がるのかというと、単純に他の活動のための時間とお金がなくなるからです。当たり前ですが、子育てだけでは、その他の幸せのすべてをまかなえるほどの影響力を持っていないのです。

あとは子育てには時間とお金だけではなくエネルギーも持っていかれるので、人間関係にも影響が出てしまい心理的にネガティブになるということも言えます。


世の中には子供を持つことや子育ての明るい側面ばかりが映し出されますが、こういう現実的な問題に対する情報も持っておくと自分を責めすぎることがなくなるのでいいです。

ただ、子供ができると幸福度が下がるという意見がある一方で、子供ができても幸福度は下がらないという研究も出ています

つまりですね、子供がいるかどうかではなく、その状況にどう対応するかどうかが幸福度を左右するのではないか?という研究が出てきたのです。

まぁさもありなんな考え方ですね。子供の存在そのものではなく、他に幸福度を下げる本質的な要因があるのではないかという指摘です。

すると、その要因というのは、経済的な要因だったことが今回の研究結果からわかったのです。

全米経済研究所のデビッド・ブランチフラワー(David Blanchflower)氏とアンドリュー・クラーク(Andrew Clark)氏の研究によると、子育てがもたらす経済的な負担を除けば、子どもを持つことは親の幸福度を低下させず、上昇させる!ということがわかったのです。

これはめちゃくちゃ朗報ではないでしょうか。要はお金の心配を減らすことができれば、子供と一緒に暮らしても高い幸福度を維持できるということがわかったのです。

この研究は、ヨーロッパで2018年までの10年間、約100万人を対象に調査を行われました。

まず、調査対象者に人生の満足度を毎年1~4点で評価してもらうとともに、「この12カ月間で月末に請求書の支払いが困難になったことがあるか? 」という質問を尋ねたのです。

すると、回答者の幸福度は、子育てをしている時期に低下していたということがわかったのです。

そしてさらにその原因を探ってみると、経済的な問題が原因となっていることがわかったのです。先ほど挙げた経済的な質問をぶつけた時に、明らかに親の反応がネガティブなものになったのです。

なんともリアルな結果が出ましたね。この研究結果を聞いて、共感できる親御さんはいらっしゃいますか?ぜひnoteにいる親御さんの意見も聞いてみたいです。


というわけで、今回の研究結果を踏まえて、請求書の支払いに困るようにならない限りは、子どもは親の幸福度を上げると研究者らは結論づけています。

また、この研究によると、10歳以下の子どもよりもティーンエイジャーの子どもの方が親の幸福度を低下させ、一般的に1人親の方が2人親の家庭よりも幸福度が低いということもわかっています。

10代の子供の方が反抗期とお金が出て行く時期が重なって子育てのストレスが増えてしまい、一人で子育てをすると経済的な支援が少ないためにストレスが増えるということです。この辺はよく聞く話がデータで証明されたという感じですね。

やはりどんな場合であっても、お金のやりくりがあなたとあなたの家族の人生の幸福度を決める大きな要因になるということです。これは他の研究でも示唆されています。

また子育てに関する研究があったら報告しますね。とにかく今回の研究の教訓は、自分を含めた家族みんなを幸せにするためにお金の管理をきちんとして子育てしようということだけ覚えておいてください。当たり前すぎる話なのですが、それくらいお金の影響力は怖いよ!ということです。

また個人的には、子育てにかかる金額が高すぎるので、これを下げる努力も必要だと思います。節約の心理に関して気になる方は最後の参考記事を読んでみてください。

ちなみに私は子供と遊ぶのが大好きなのですが、これも子育てを中心に行っているからではなく、たまに友人や他人の子供たちと遊ぶから好きなんでしょうかね。

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