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229. 試し書きだけで満足してしまう筆記具

少し大きな文房具店に行くと万年筆も豊富で、買いやすい値段の物は自由に試し書きができるようになっている。

試し書きで何を書くか

試し書きの紙には何となく尖っていない「w」みたいな線を連続で書いてしまうが、普通に字を書かないと試し書きにならない、というのをどこかで見聞きした。
一番良いのは、書く頻度が高い自分の名前らしい。
自分の名前が書きやすい筆記具はそれは使い勝手が良いだろう。

とは言え、お店にある試し書きの紙に自分の名前を書いて放置するわけにもいかない。
ペリッと切り取って持ち帰れば良いのかもしれないが、今度は捨てるのが面倒である。

結局、最近はそらでも書ける昔話の冒頭を書くことが多い。
例えば桃から生まれたあの男児の話などだ。
紙の大きさにもよるが、だいたいおばあさんが桃を家に持ち帰ったあたりで紙が埋まる。
続きを書くつもりもないので、そこで試し書きはおしまい。

万年筆を使いこなす自信なし

試し書きをする割には、万年筆をきちんとケアして使い続けられる自信がないので、買うにまで至らない。

ガラスペンも同様

先日、ガラスペンの試し書きを自由にさせてもらえるガラス細工の専門店にたまたま入店して、初めてガラスペンで字を書いた。
筆記時の角度によってはボタっとインクが落ちてしまうので慣れが必要な部分はあるがガラスペンも良いものだと思った。

しかし、いざ使うといつかインクのボトルをぶっ倒しそうな自分が心配なので、ガラスペンを買うこともないのだった。

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