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347. 傘がまったく役に立たなかった

仕事終了後に家の近くを散歩した。
雨が降りそうだということを天気情報アプリで出かける前に知ったので、細くて軽く、しかし脳天しか雨から守れないぐらいの小さい折り畳み傘を持って出た。

お店に入って出てきたらけっこう大粒の雨が降っていた。
よしよし傘の出番だと思い、おもむろにさした。
記憶よりもさらに小さい。

そして風がとても強かった。

この折り畳み傘は骨の折り曲げ部分がものすごく弱く、突風に煽られるとすぐに「おちょこ」になり、元の折りたたまれた状態に戻ってしまう。
「おちょこ」となっても、うまく風を受ければ正常な状態に戻る傘もあるが(傷むのでやらない方が良いだろう)、今日持っていた傘はまったくダメだった。

「おちょこ」になる度に傘を閉じて、骨を広げて、さし直す。
これを家に到着するまでに5回ぐらい繰り返しただろうか。

風が強いので雨も吹き飛ばされているだろうから、もしかしたらもう傘をささなくても良いのではないかと一瞬思った。
しかし、雨粒は思っていたよりも大きかった。
これは濡れ鼠必至。

しかしなぜこんなに風が強いのか。
季節の変わり目か。

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