山口放送KRYラジオ @kryradio

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KRYラジオ「大人の音楽堂」:エリック・クラプトン(2024.1.13OA)

世界的なギタリストでヴォーカリスト、エリック・クラプトン。今年79歳。まさにレジェンドの中のレジェンド。個人的な“初めて”は、やはりクリーム時代です。ラジオからです。デレク・アンド・ザ・ドミノスを聴くことになるのは先輩から借りたレコード、昭和49年(1974年)でした。かっこよかったですね。その音のグルーブ感に驚きました。毎日聴いていたハード・ロックやプログレとは大きな違いがある、アメリカ南部の雰囲気を感じていました。 1960年代のクラプトンさんを聴きこんだのは20歳を超

    • KRYラジオ「大人の音楽堂」:クリスマスソング(2023.12.23OA)

      今回のワシなりのクリスマスソング…いい選曲だったと思います。改めて頭の中にある記憶を探検してひとひねりあるクリスマスの曲を探してみました。 始めにかけたエマーソン・レイク&パーマー…いいですね。グレック・レイクの歌に半端ないアコースティックギター、そして知的なパーカッションとドラム。もちろんカール・パーマー。そしてキース・エマーソンのキーボードの素晴らしさ…完璧。クリスマスソングの頂点だともいますがなかなか他の番組では聴かないですね… そして、ダン・フォーゲルバーグ。なん

      • KRYラジオ「大人の音楽堂」:ジェネシス(2023.12.16OA)

        お待たせしました。ジェネシス登場です。一般的に多くの音楽ファンに知られたのはやはりポップ志向になった1980年代でしょう。ですがやはり今回はプログレ時代の曲を数曲セレクト。バンド結成からデビュー頃はブリティッシュ・トラッド・フォーク路線~演劇的なサウンド~プログレッシブロック、そしてポップと変貌し世界的に成功したバンドです。 全体的に「イギリス」を感じさせるサウンドが特長で初期のヴォーカリスト、ピーター・ガブリエル時代は高度なプログレサウンドに演劇的な歌のアプローチを感じま

        • KRYラジオ「大人の音楽堂」:ロッド・スチュワート(2023.12.9OA)

          1960年代のジェフ・ベック・グループから今日まで、常にロック・ヴォーカリストの中心にいますね。年が明ければ79歳。最後と言われる来日が2024年3月20日と告知されています。行かないわけにはいかないでしょう。「いざ鎌倉へ」なんて心境です。ロックを聴き始めてほとんどリアルタムでロッド・スチュワートは追いかけてきました。とにかくかっこいい。ハスキーな声でどのような曲も余裕を感じる貫禄でこなす。特に1970年代のフェイセス~ソロの初期時代は派手なステージパフォーマンスもあり圧巻で

        KRYラジオ「大人の音楽堂」:エリック・クラプトン(2024.1.13OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:ジェームズ・テイラー(2023.12.2OA)

          シンガーソングライターの理想的な存在です。1973年頃、日本はいわゆるフォークブーム。アコギを抱えのフォークの本の弾き語りがブームになりました。歌謡曲ばかりのシーンに新しい風が吹いた頃。芸能雑誌の付録の歌本でギターコードを覚えた当時の若者は数知れず… ギター人口は膨れ上がったと思います。俺も同級生にいろいろと教えてもらいました。勉強はそこそこにハードなロックやプログレばかり。そんなときにジェームス・テイラーのアルバムを聴きました。なんて心地いいのだろう…。彼の声とギターの

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:ジェームズ・テイラー(2023.12.2OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:ZZ TOP(2023.11.25OA)

          メンバーチェンジが無いというのはファンにとってありがたいというか安心です。多くのバンドは長い活動において何度かメンバーが変わります。原因は健康上、音楽性の違い、お金、ドラッグ…中には技術的なことも… ですが今回のZZ TOPは1971年デビュー以来、ベースのダスティー・ヒルが2021年に亡くなるまで不動の三人。ギターは言わずと知れたビリー・ギボンズ、ドラムにフランク・ベアード。バンドは長年ギターテクをしていたエルウッド・フランシスをメンバーに迎え活動を継続しているようです。

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:ZZ TOP(2023.11.25OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:THE WHO(2023.11.18OA)

          イギリスの国民的大人気のバンド。日本ではイマイチどころかそんなに人気がありませんがアメリカやヨーロッパでは問答無用の人気を誇ります。彼らのピークは1969年リリース、ロックオペラの草分け的作品「Tommy」から。一人の三重苦少年がやがてピンボールチャンピオンになりある日、突然その苦しみから解放される…そんな内容です。1975年には映画化され大ヒットを記録します。この映画を、なんと旧徳山の映画館で鑑賞したのです。2回観ました。スクリーンの中にThe Whoはもちろん、エリック・

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:THE WHO(2023.11.18OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:ローリング・ストーンズ/ハックニーダイヤモンズ(2023.11.11OA)

          2023年も終わろうとしている時にローリング・ストーンズの新譜が到着。驚きというか、歴史を感じる瞬間です。聴けば分かる、あたりまえですが全ての曲がTHE ROOLING SONES。誰にも真似は出来ないでしょう。何が凄いかって1963年デビューから一度も解散していないという事実です。 今回の曲の中では特に注目したのはバンドの名前の由来でもある「ローリング・ストーン・ブルース」。マディー・ウォーターズの有名な曲です。まだ14、15歳くらいのキース・リチャードとミック・ジャガー

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:ローリング・ストーンズ/ハックニーダイヤモンズ(2023.11.11OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:エンジェル(2023.11.4OA)

          有名になるのに日本の女性ファンが一役買ったバンドは多いです。QUEENがいい例ですね。サウンドよりビジュアルが先行してその容姿で判断されました。人気が上がるのはいいことでしょうが、正当にサウンドが評価されない場合があります… メンバーはフランツ・ディミノ(Vo)、パンキー・メドウス(G)、グレッグ・ジェフリア(KEY)、ミッキー・ジョーンズ(B)、バリー・ブラント(Dr)のANGEL。このバンドもそうだったかもしれません。ワシントンで結成。KISSのジーン・シモンズに見いだ

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:エンジェル(2023.11.4OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:バッド・カンパニー(2023.10.28OA)

          今から30年くらい前、The BLUES BLOODというトリオバンドで演奏していました。リーダーの森永氏がアメリカ人の友人の方から岩国の米軍基地での演奏を紹介されました。ライブをするといってもそこは軍事基地、なかなかの審査があったと後で知りました。オリジナルのほかジミ・ヘン、クリーム、ブルースのカバー、ビートルズを大幅にアレンジして演奏していました。やはりブルースをベースにしたロックっぽいのが多かったです。その中にバッド・カンパニーの曲も含まれていて、ウケてましたね。週3回

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:バッド・カンパニー(2023.10.28OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:グレタ・ヴァン・フリート(2023.10.21OA)

          高校生の頃LED ZEPPELINの「プレゼンス」を買ったら、友人が貸してくれ、貸してくれと言ってきました。たらい回しになり手元に戻ったのは数週間後、「アキレス最後の戦い」をはじめZEPが原点に立ち返った超名作です。この手のバンドが1977年当時の高校生の注目する音楽だったのです。しかも女子です…なんとセンスがいいのでしょう。確かに当時ミーハーと言われたエアロスミスやキッス…クイーン等いましたが…やはりZEPは特別の特別なのです。時が過ぎて改めて確信しています。このアルバムは

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:グレタ・ヴァン・フリート(2023.10.21OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:テデスキ・トラックス・バンド「レイラ」(2023.10.14OA)

          驚きのアルバムです。カバーとかトリュビュートって山ほどありますが、これほどのハイクオリティなものに出会うのはそうそう無い。テデスキ・トラックス・バンドがデレク・アンド・ザ・ドミノスの「いとしのレイラ」を全曲カバーと聞いたとき非常にワクワクしました。期待以上のその演奏に感動さえ覚えましたね。オリジナルと共にこれからの人生で聴き続けることは間違いないですね。 ご存知のとおりロックシーンが大きく変化しようとする1969年、いろんな悩みを抱えたクラプトンはスーパーグループ「ブライン

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:テデスキ・トラックス・バンド「レイラ」(2023.10.14OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:テデスキ・トラックス・バンド(2023.10.7OA)

          エリック・クラプトンの来日コンサートに何度も行きましたが、どんなメンバーが来るのか?どのような演奏をするのか?毎回非常に楽しみであります。デレク・トラックスが参加したのは2006年頃、彼がまだ20歳代です。素手弾きのその素晴らしいギターはオールマン・ブラザーズ・バンドで世界的に知られていました。 クラプトンのキャリアの中で人気のある「デレク・アンド・ザ・ドミノス」に、スライドギターの名手、デュアン・オールマンが全面的に参加したのは有名です。しかし彼は若くしてバイク事故で他界

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:テデスキ・トラックス・バンド(2023.10.7OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:サンタナ(2023.9.30OA)

          洋楽を聴き始めた1970年代始め頃、ラジオから「ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン」がかかっていました。それまで聴いていたサウンドとはかなり違う印象を受けましたね。ラテンのリズムが強烈に耳に入ってくるんです。ご多分に漏れずやはりサンタナは2枚目の「天の守護神」から入門。よく理解できないまま聴きまくるのであります。そのうちにファーストアルバムを借りて、その後3枚目「サンタナⅢ」、そして今でも聴いている「キャラバンサライ」でインストナンバーの凄さにハマるのであります

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:サンタナ(2023.9.30OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:第3期ディープ・パープル パート2(2023.9.23OA)

          ハードロックのギタリストはいかにナチュラルトーンを上手く使うか、が楽曲を生かす上にも非常に大切なのです。その点御大リッチー・ブラックモアは凄い。ヘヴィメタのギタリストとは違い、歪の音とのバランスとでも言いましょうか、バリエーションが多い。スライドギターも多用します。DEEP PURPLEは特にライブで5人の化学反応というかものすごい迫力を感じますね。 今回は3期の解散寸前の有名なライブ音源をオンエア。今の世の中では絶滅危惧と言われるハードロック。こういった音源を放送できるこ

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:第3期ディープ・パープル パート2(2023.9.23OA)

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:第3期ディープ・パープル(2023.9.16OA)

          1974年アルバム「BURN」は紛れもなく超名盤でしょう。マニア向けに楽曲を作り演奏し収録しリリース、これはある程度の技術があるメンバーが揃えば可能です。しかし、パワーがあり尚且つ演奏技術に卓越しルックスがよく、日常でなんとなく音楽を聴いている人にも一聴して「凄い!」と思わせる曲(妥協しないで売れる曲)を作るには相当のセンスと技術が必要とされます。DEEP PURPLEはまさにそれを何度もやってのけるグループです。 リードシンガーは当時全くの無名のデビッド・カヴァーデール。

          KRYラジオ「大人の音楽堂」:第3期ディープ・パープル(2023.9.16OA)