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オールプロキシ選手権優勝デッキ

はじめてnoteを書きます。くろずと申します。
私先日行われたオールプロキシ選手権にて優勝いたしました!
オールプロキシ選手権とは、60枚全て手書きのプロキシを作り競い合う大会。一見頭がおかしそうに見える大会ですがなんと9名がエントリー。
みなさん力作ばかりで素晴らしい大会となりました。
今回はその優勝構築【はくばトゲキッスデッキ】について紹介したいと思います。


☆☆ 採用カード ☆☆

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●はくばバドレックスV 4枚、はくばバドレックスVMAX 4枚
白い馬といえば、マキバオー。大きな頭といえば、ボーボボ。
誰もが思いつくことですがなかなかプロキシに描こうとは思わないのではないでしょうか?ポケモン愛の強い人から受ける批判が予想されますからね。
しかしながら私はみんなを笑顔にさせるプロキシを目指し挑戦しました。
頭おかしいと思われないよう点描画による芸術性、デザイン性を求めたイラストも加えつつ、流行りに乗ってウマ娘よりオグリキャップを採用。男性票獲得を目指します。
またゲーム中にてバドレックスの木彫りの像が出てくることから着想を得てバドレックス達をハニワに。これにより私の押しポケのドータクンを添えられました。
ハート模様で色付けしたVMAXは低年齢の女子受けを狙っています。

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●トゲキッスV 4枚、トゲキッスVMAX 3枚
空飛ぶトゲキッスは飛行機に見立て各種航空会社のデザインを採用。
技を使っているトゲキッスVMAXはネットでゲーム動画を見て模写。画像ではわかりにくいですが黄色の部分は蛍光ペンで色付けています。
2枚目のトゲキッスVMAXははじめ第五人格風に描いたのですが、自分自身ゲームをやっていないので息子たちが好きなもやしもんにしました。
3枚目のトゲキッスVMAXは一見可愛らしいですがキスで圧をかけました。
ちなみに4枚目の場所にあるのは裏面。スリーブも押しポケイラストのオリジナルです(これは流石に不正のないよう全てコピー)

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●ガラルフリーザーV 1枚、コロトックV 1枚
●トキワの森1枚、トレーニングコート1枚
ここでもボーボボの登場です。何なら当初は全てボーボボで埋め尽くそうかとも思っていました。このデッキでガラルフリーザーVの特性さいこうちくはエネルギーをトラッシュに落とすため重要な役割を果たします。ツッコミも入れることでテンション高くサイコーちくができます。
コロトックVは他の参加者が描くとしたら可愛らしく描くと思ったのであえて狂気さを前面に出したイラストに。エキサイトするとやばいです。

トキワの森はゲーム中に出てくるポケモンを添え、トレーニングコートは文字通りポケモンをトレーニングさせました。
実際の対戦においては頂きへの雪道を採用しているデッキが増えておりそれに対抗するためスタジアムは混沌のうねりの方がよかったのですが、画面映えしないと判断し不採用。
また他の参加者も頂きへの雪道は白くて描きにくく採用を控えるのではと予想し、自分のやりたいことをやるためのスタジアムを強気に採用。

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●クイックボール4枚
クイックボールって初手で引きたいですよね。その想いが溢れたのが1枚目。
そしてゲームといえばドット絵。昔よくキャラクターをドット絵で作っていたのを思い出し描こうと思ったのが2枚目。世代がわかりますね。
あとはボール=玉=タマということでサザエさんのタマ風にニャースを。
ベロリンガは主張が激しくなってしまったので「←コレ」を書きました。

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●ポケモンキャッチャー4枚
サポートメロンを使ったターンでボスの指令は使えませんね。そんな時このポケモンキャッチャーは役立ちます。
3枚は同じ白目タッチにし、4枚目の作画崩壊メタモンで笑いを誘いました。

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●ポケモンいれかえ3枚
いれかえには対になるポケモンを採用。分かりやすく仕上げました。
3枚目ははじめ普通のイラストだったのですがモンスターボールの配色から目玉のオヤジを連想しお椀から飛び出させた姿やいったんもめんを余白に描き足しました。ポケモン要素が足りなくなるのでミュウも描いておきました。

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●ポケモン通信3枚
●しんかのおこう1枚
ポケモン通信はリングの貞子風に統一。オーロンゲのこんな構図は画像検索でも引っ掛からなかったので描くのが難しかったです。
しんかのおこうはランプの魔人風に。こちらも「←コレ」を添えました。

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●たっぷりバケツ3枚
このデッキではとても使えるカード。とにかくたっぷり感を出しました。
しわしわピカチュウの哀れな様子が伝わるでしょうか?
苦行中のメッソンは誤ってどんどんよばないよう「←コレ」を添えました。

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●ふうせん1枚、ツールジャマー1枚
●リセットスタンプ2枚
ポケモンの道具はかわいらしさと美味しさを表現しました。
みんなツールジャマー初めて見た時ポテトに似てるって思いましたよね?
リセットスタンプは当初私の好きな映画カイジに出てくる帝愛の焼印にしようと思いましたが、引かれる可能性を考慮して可愛らしいものを。
往年のヒーローキン肉マン、みんなのアイドルピカチュウを採用。
私はリセットスタンプを安易に捨てがちなので、背景を蛍光イエローにして大事なものであることを主張させました。

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●メロン4枚、ローズ1枚、マリィ2枚、マオ&スイレン1枚
メロンでも再びボーボボ。帽子がボーボボの頭に見えました。もはや病気。
メロンさんのメロン。引いたときわかりやすいようメロン色で統一。
サポートはまともに描くとイラスト下手なのがバレてしまうのであえてレトロな少女漫画風の作画を多用。ローズの背景にはローズ、マリィの背景はマリーゴールド、マオ&スイレンは百合の雰囲気を醸し出しました。

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●ボスの指令2枚、博士の研究1枚
ボスの指令も安易にトラッシュしがちなので目立たせるように背景を赤に。
博士の研究、この1枚のみイラストを際立たせるため背景を白のままにしました。低年齢の男子にウケる、あるものに見えなくもないですよね。

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●基本水エネルギー8枚
こちらは普通にかわいい水ポケモンたちを描きました。ほっとしますよね。


☆☆ 環境読みと立ち回り ☆☆
まず事前のツイートで進行状況などは伝えたもののカードイラストは絶対に披露しませんでした。他の方がアピールしていく中出遅れる形にはなりますが、初見のインパクトを大事にしたいという想いからです。
私は普段イラストを描かないため画力不足が懸念材料でした。私に勝ち筋があるとすればこの皆が採用しないであろうネタの数々。絵の上手な方が私のようなおもしろネタまで取り入れてしまうと到底勝ち目がなくなってしまうとも考えたため、公開を控えるのが得策と踏みました。
またカードのイラストについては手書き感を出し、統一感を持たせつつも同一人物が書いたとは思えない多様性を出しました。60枚全て違う絵柄にしたのもこだわりです。
あらゆる人に刺さるようなイラスト、デザイン、ネタを目指し、どれか1枚でも刺さってくれればという想いをぎゅぎゅっと詰め込んでいます。

環境的には手書きプロキシの大会であることから着色を色鉛筆でする人が多いと予想しました。(その後デジタルも可となってしまいましたが。)
リモートでの大会においてはカメラや通信状況の良し悪しに見え方が左右されます。
私自身も色鉛筆での着色の方が得意でしたが、画面映えを優先しあえて色がはっきりと出るペンでの着色に挑戦。色ムラがあることでシロウト感を出しています。シロウトですが。
ダイソーにて300円のツイン水性カラーペン(18本36色)を買いましたが、ケース付きですしこれ初心者向けにはなかなかおすすめです。
線画を描いてから着色するため、線画用にはにじまない油性のものを使用しました。こちらも細かさよりインパクトを重視し細い線がかけるボールペン等ではなく油性のネームペンで。学用品の名前書きにも使えますしね。
紙はA4コピー用紙。失敗しても気兼ねなく使えると思うと気持ちも楽です。


☆☆ デッキ選択と対戦 ☆☆
この大会において対戦時の勝敗は関係ありません。評価の仕方は各自に任されています。しかしながら対戦時にカードを披露することになっているからには存分にアピールした後勝利でフィニッシュしたいところです。
デッキ選択においてはタイムリーさ、そして強さが大事だと考え、新弾で注目されていたはくばバドレックス主軸のデッキを採用。そして私の好きなギミックの入ったデッキです。

デッキの回し方の理想としては、前にトゲキッス、ベンチにバドレックスを据え、ベンチのコロトック&ガラルフリーザーで体制を整えます。サポートはメロンを使うことで1ターンに2枚エネルギーをつけられます。
トゲキッスをVMAXにさせたらダイグライドで120ダメージを与えると共に好きなカードを取ってきて、その後十分に育ったバドレックスでダメージを与え続け勝利を目指します。
対戦ではまあまあの戦績を残せました。しかしながら事故ってしまった際にはカードをほぼ披露できないまま負けてしまうこともあり残念でした。
他の参加者でカードをたくさん披露するために本来マリィを採用すべきところを博士の研究に変えたと言っている方がおりとても感心しました。この大会形式ならではの考察ができなかったのは反省点です。


☆☆ 結果とまとめ ☆☆
投票については参加者10票(同じ人には5票まで)、見学者3票ということでしたが、ありがたいことに多くの票をいただいて得票数1位を取ることができました。またTwitterにてデッキ公開をしたところ思いがけずたくさんのいいねやリツイートをいただけました。とても嬉しかった!
私もとても楽しめたし、多くの人に楽しんでいただけてよかったです。

そして蛇足とは思いますがこのnoteを書かせていただきました。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!!

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