私たちのお金のルール


私と元同僚との間にあるルールについて。


彼氏にバチクソ甘々なことで定評のある私ですが、今の彼氏である元同僚には過去に類を見ないほど甘くないのです。


これまでの恋愛において早々に半同棲になりがちな私でした。
早々に、ということは関係性の構築が出来ていない状態だということ。
そんな状況下で小心者でええ格好しいな私は金銭の話をすることが出来なかったし、相手からも勿論されることはなかった。
必要最低限の暮らしを一人暮らし、それも首都圏でする際にかかる費用は少なくはない。
娯楽や交際費も含めた額となると、ある程度満足するためには手取りで20万円はないと出来やしない。
貯金もしたければ尚更。
ここで問題になるのは、相手が一人暮らしをした事があるかどうか、自炊をするか否か、など生活面の価値観。

YouTubeを覗けば『カップルの食費2万円』なんてものも見かけます。
そこにお米や調味料等は含まれていないし、お酒やジュース、麦茶のパック、コーヒー、そんなものは計算外なのです。
苦なく生活を送るには一定の金額がかかり、また同じ価値観での交際でなければ成り立たない。
更にここへ電気・ガス・水道もかかる、昨今の電気料金の値上げは恐ろしいくらい。
我が家は猫もいるので温度を一定値に保つために月に1万円近くかかります。
更に家賃、半同棲とは一般的に週の半分以上を共にすることだと思うのですが、日割り換算して計算するとそれなりの額になります。
後は個人にかかる費用なので別枠としますが、家賃以外のライフラインの費用だけで収入の何割になるか。
2人分の食費、2人分の光熱費、これらを請求出来なかったのが私の間違いだったなと今では思っています。
私が通う形での半同棲は食費全持ち、光熱費折半というようにしていたのにね。
家事負担、金銭面での負担、全てが私!という状況は、小さな不満を大きな不満にしやすいのだと気が付いた30歳。


今の彼氏である元同僚に金銭面の話を伝えたのは、我が家に週3で泊まることが増えた頃でした。
そもそもその頃は我が家で過ごすにしても食べ物や飲み物を持ち込み、シャワーはごく稀に借りる程度のものでした。
週の半分を過ごすにあたり、我が家ですることも増えたからこそ、ちゃんとそういう話をするべきだと思った。
結果、家賃は3割、電気は2割、ガス・水道は5割、食費(お酒代含む)はザックリ折半という形に落ち着きました。
元同僚の給料日後にまずその額を受け取り、元同僚にかかる費用はそこから捻出。
余れば給料日前で余裕の無い元同僚に食べたい物を用意したり、はたまたそこから少し返したり。
ルールを設けることが初めてだから上手くいくんだろうかと不安に思ったけれど、今に至るまで大きな問題もなく対等と呼べる関係は築けたのかなと思っています。

これは少しどうかな?と思う部分ですが、私は元同僚に対してお金を貸すこともあります。
翌月完済ということで、上限を決めてのこと。
給料日当日に時間が無くともお金だけ返しに来る律儀さを信用しています。
金銭のやり取りに対してきちんとLINEなどでいくら貸す、いつ返すを明確にしていて、尚且つご実家や自宅の情報まであるから出来ること。
私はもうそういう面での失敗はこりごりだし、そこで生まれる不和はお腹いっぱい。
受け入れてくれた元同僚には感謝ですよ。

その代わりと言ってはなんですが、私は家事負担10割(実際は9割)で構わないと思っていたり。
ご飯もお風呂も掃除も洗濯も私がやる、それは少し多めに渡してくれる月もあることや、私のお願いで休みの日に動いてもらう(車を出してくれたり代理をしてくれていたりする)から。
お互いにね、社会人として一人暮らし経験もしていて、食材の値段も分かっている、光熱費の増減も。
だからこそ私たちのルールは成り立っているのかなと考えています。


そんなお金のルールが存在していて、それを話し合えて良かったなとつくづく思う。
付き合う前の非公認セフレ時代にそんな話をしたなんてね…笑
お金の問題で荒れたくない一心だったし、これまでと同じ轍を踏むようなことはしないと思っての行動が今の私を助けているなと。
元同僚は元同僚で私の負担を考えた時に、本当はもう少し必要だと分かってくれているから、感謝の言葉や謝罪の言葉はきちんと伝えてくれている。
ご飯作ってくれてありがとう、洗濯してくれてありがとう、とかね。
私からしたら、いつもお金をかけて会いに来てくれてありがとう、遠くなるのに私と通ってくれてありがとう、なんです。
お互いに気を使いながら一緒にいるので、お互い様という形。
私は今の彼氏のそういった部分がとても好きで、これからもお互い様を合言葉にやっていきたいなと切に願っています。


友達のそういった話を聞いてちょっと考えてしまったのが今回の話。
お金の話をしにくいのはよくよくそれはもうよく分かっていますが、出来るだけ細かくしておいた方が上手くいくとは思う。
収入差とか色々あっても、ある程度は『人の家を間借りしている』という認識はあるべきだと思っています。
これは男女関係なくきちんとするべき部分かなと、周囲の人間関係や職場の顧客の皆様を見ていて思うこと。
大人1人を養うのはとてもきついことだし、そもそもが元々は他人でしかない。
恋人も夫婦も他人の延長線上で交われた人ってだけ、なんですよ。
そんなことを考えて、改めて今の彼氏を大事にしなければいけないなと思った次第です。


あー今日はちょっと冷えたなぁ。
お鍋にしても良かったかも、と思いつつ和食。
カレイが安かったのでカレイの煮付け~
美味しいと喜んでくれたら嬉しいな。

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